プロファイリングについて実際の事件を元に紹介されています。なぜ犯行に至ったのか、誰が、いつ、どこで行ったのかなど、一般の人向けに書かれた書籍で読みやすい本です。

ダグラス氏は、ＦＢＩのプロファイリング研究に初期から携わった人物である。この本の内容は、はっきりいって彼の自慢話なのだが、扱われているケースの性質上、ぐんぐん引き込まれる。さすがに実話の持つ力か・・・しかし、アメリカという国はなんでこんななのか、日本もこうなるのか・・・

ひたすら題名に惹かれて読み始めた本だったが、思った通り読み出したら止まらないものがあった。様々な犯罪例を挙げられており、どのように犯人の心理分析をするのか、わくわくしながら読んだ。リアルにプロファイリングの方法を学べる１冊だ。改めてその的中の凄さと奥の深さに感激した。プロファイリングとは何かということを知り、今までとはまた違った見方になった。犯罪とは、あってはならないことだが、今現在世の中からなくなってはくれないものである。ますます凶悪犯罪の耐えない今日、プロファイリングはとても必要性の高い、もしくは欠かせない重要なものだと思わせられた。

彼の本は原書のまま片っ端から読んでいます。これもとにかく面白い！　全てが実際に起こった殺人事件をもとに、犯罪者の心理面をリアルに描いているので、興味が失せることなく本にひき込まれていきます。実際に日本で未解決の殺人事件などが報道されると、ついつい彼の本から得た知識で犯人像を分析してしまったりということもしばしば。最近子育て関係のノウハウ本がよく出ていますが、心豊かな子供を育てるには、そうした正面から人格形成を考えたノウハウ本よりも、犯罪を犯す人の心理が、どのように形成されるかを描いたこの本を読む方が、よほどためになると思いました。