もう一つの「幕末史」
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「尊皇攘夷」は、
幕府を倒す“口実”だった――。
日本のすべてが変わった大転換期、
本当は何が起きていたのか?
“独自の歴史観”を織り交ぜながら、塗り替えられた
「歴史のターニングポイント」を解き明かす。
●「短刀一本で“けり”がつくことでごわす」(西郷隆盛)
●「桜田門外の変」と「二・二六事件」の共通点とは?
●“いかさまの御旗”が鳥羽・伏見に翻る
●「みんな敵がいい。そのほうが大事ができる」(勝海舟)
●“政略家”桂と“戦略家”高杉
●なぜ龍馬はみなに愛され、そして殺されたのか?
隠されたエピソードから、
幕末の「実像」が明らかになる!
■目次
・第1章 維新には「知られざる真実」がある
権力闘争による非情の「改革」
・第2章 幕末「心理」戦争
江戸城無血開城までの「西郷×勝」攻防三カ月
・第3章 自らを「アヒルの水かき」と揶揄した男
私が勝海舟に惹かれる理由
・第4章 圧倒的薩長軍に抗した“ラストサムライ”
河井継之助の「不合理を超える」生き方
・第5章 なぜ龍馬はみなに愛され、そして殺されたのか?
「独創性のない」偉大なコーディネーターの素顔に迫る
・第6章 「薩長同盟」は“馬関”から始まった
桂小五郎、高杉晋作と坂本龍馬の「理屈抜きの友情」
■著者 半藤 一利