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思考訓練の場としての体系化学―受験化学

価格: ¥2,730
カテゴリ: 単行本
ブランド: 育文社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:天野光信/著 GHS予備校/監修 出版社名:育文社 発行年月:2008年01月 関連キーワード:シコウ クンレン ノ バ ト シテ ノ タイケイ カガク カンコウ キネン タイダン ジユケン カガク しこう くんれん の ば と して の たいけい かがく かんこう きねん たいだん じゆけん かがく、 イクブンシヤ 0311 いくぶんしや 0311、 イクブンシヤ 0311 いくぶんしや 0311 本質論としての“化学計算原理”から派生する8つの化学基礎公式と8つの化学反応公式によりすべての化学計算は同一思考法で解ける。これまでの受験化学の学び方を根底から覆す独創のGHS化学教育メソッドを初公開。 0 化学とは・化学計算原理とは1 1st Stage化学基礎公式(molと質量molと個数molと気体の体積molと溶液の濃度molと溶液の凝固点降下・沸点上昇の法則molと溶液の浸透圧の法則molと気体溶解の法則飽和溶
二番煎じ ★★☆☆☆
一言でいうと、概刊の「原点からの化学・計算編」の二番煎じです。モルや思考訓練にこだわりすぎているが故に、入試に必要な力が後回しにされている傾向があります。
内容も、現在の大学入試では、気圧単位は「Pa」が主流ですが、未だに「atm」を使っているので、途中に出てくる対応表が無意味です。中には著者の独自の解釈で事実がねじ曲げられている(客観的根拠がない)箇所もいくつか見受けられ、誤解を生みかねません。
また「簡単なものを難しく〜」が謳い文句であるため教科書例題レベルの問題が基本です。二段滴定を難問扱いしているあたりからも、最新の入試問題への配慮がなされていません。選ばれている問題も、著者の式に当てはまるもののみを掲載している気がします。
何より、理論分野のみで2700円の値段がするのは少々高すぎる感が否めません。他のレビューにもありましたが、予備校の宣伝が多いのも、関係のない読者にとっては不快感があります。
さらに、誤植が多すぎます。一応著者のホームページに誤植一覧がありますが、数が半端ではなく、答えすら間違ってる箇所があるので不便です。
総合的に、「受験参考書」としても、育文社からの久々の発刊物としても、かなり期待はずれのものであり、この内容ならば他の参考書を買ったほうがいいでしょう。
そもそも思考を訓練するのは大学に入ってからでも遅くはなく、わざわざ忙しい受験期にする暇はないはずですので、大学合格を目指すものが読む本としては企画倒れですね。
ただ、著作物としてはなかなか面白いので、化学や思考訓練に興味のある大学生や成人者で、時間のある方がのんびり読むには適しているのではないでしょうか。
いい意味で初心者向け ★★★★★
初心者は枝葉末節にこだわり迷宮入りしやすく、余計な「なぜ?」を沢山抱えてしまうものです。しかし、初心者ほど枝葉末節を排して見通しをよくした参考書が必要な人はいません。そして本書はそういう参考書です。

これほど見通しの良いハイレベルな参考書は僕の知る限り皆無です(と知るのにどれだけ無駄足、無駄金、無駄な時間を費やしたか・・・)。
参考書に限らず教科書さえもいろんな項目を右往左往するような構成なので信頼できません(世界史ならある程度仕方ないかもしれないけど、化学でこれをやられると混乱してしまう)。

一本筋の通った本書を「教科書」とし、他書は(使うとすれば)辞書的に使うのがよいでしょう。
思考訓練にたがわぬ内容 ★★★★★
この本がなぜもっと有名にならないか不思議です。
これの内容をしっかりと理解すれば、暗記科目といわれる化学の計算がどれだけ楽になるか、、、。複雑な状況設定された問題(いわゆる難問)もひとつの思考体系で難なく解く事ができるという快感を味あわないのは、本当に損だと思います。

この本の内容は決して単位をいじくって化学計算していくものではありません。真に理系的な思考、すなわち物事全体をある法則でとらえ、その原理原則に従って式をたてる事を根底にすえています。

化学、物理の苦手な人はその原理原則を理解していないのであり(私がそうでした)、そんな人にこの本は一本の道筋をしめします。どんな問題にも対応する体系的思考という道筋です。

この本の思考体系を学べば、物理もかなり楽になりますし、数学も幾分か楽になるでしょう。
そしてなにより頭の使い方を学ぶ事ができます。


是非一度手にとってみてください。
現時点で最高の化学参考書 ★★★★★
分厚いですが、とても丁寧に解説されています。化学というものは、問題を解いて慣れる事も必要ですが、ある程度慣れてきたら、今度は基本に戻って深く学び直す必要があります。これは、マニアックに大学内容まで踏み込んで追求する、という事ではなく、扱っている内容を自分なりにイメージでき、理解・納得するという事です。この本では、扱っている内容をイメージしやすいように工夫して解説してあるので、これまで問題を解いたり解説を読んでいる時に“モヤッ”として引っかかっていた部分が一気に解決できると思います。こうした納得の積み重ねで、複雑な問題も解けるようになるのです。つまり、応用が利くようになるのです。

体系的に内容が網羅されている(私が見た限りは唯一の)参考書として、受験生にはよく勧めています。普通の問題なら何とか解けるけど、京大や東大の問題になるとどう攻めてよいのかイマイチ分からないという受験生には特におススメです。該当箇所を読んで新たな理解が得られれば、きっと糸口が見つかると思います。この一冊をいつも手元に置いて、辞書的に活用する。そして時間のあるときにはしっかり腰を据えてじっくり読む。そうすれば、“化学が得意!”と胸を張れるようになるでしょう。
確かに、趣旨はよく伝わってきます ★★★☆☆

分厚い。しかも、重い・・・。
著者は予備校の講師のようで、「理系のクセに化学の基礎
が出来ていない」受験生向けに、本書を編まれたようです。
モル計算の基本から化学平衡まで、理論化学分野を「はじ
てい」風に、これでもかこれでもかと説くスタイル。
・・・読んでみると、これが全然楽しくないんですね。

駿台・石川氏の「原点4冊」「100選」、学研の「私大医学
部の化学」、今は絶版の「三國の特講」など、これは面白い
と思える化学本の根底に共通して流れているのは、化学が
内在しているそもそもの動機とも言える、『脳内実験』であ
ります。
思考訓練とか、体系とか、そのようなものが有ろうが無かろう
が、ある事象の次の展開を予測する楽しみがなくては、理科に
食いついていくモチべは保てないものです。

点をとるためだから、ウチの予備校のやり方はこうだから、と
いうのは大変良く伝わってきます。ここに載っている問題の数々
の設定実験を著者が実際にこなしてきたのかどうか、実験の楽し
さを学生にナマで伝えて来たのかどうか、そのあたりも含めて。