本書は、『経済セミナー』2018年4・5月号掲載の特集を電子化したものです。連載等の他のコンテンツは含まれていません。
特集:経済学のリテラシーを高めよう
経済学には多様な分野がある。また、18世紀ごろから始まった比較的新しい学問ということもあり、いまでも新たな理論や分析手法が生まれ続けている。これから経済学を学ぶ人、かつて経済学を学んだ人へ、現在の経済学を活用するヒントを提供する。
【対談】大竹文雄×小巻泰之 「知れば得する経済学」
●ミクロ経済学 「需要曲線と供給曲線の交点で価格は決まる」なんて言われてもピンとこなかった人たちへ・・・市野泰和
●マクロ経済学・金融政策論 日本銀行の金融政策——その効果と限界・・・寺西勇生
●労働経済学 就職活動の仕組み——「情報の非対称性」をいかに解消するか・・・安藤至大
●環境経済学 環境問題を経済学で解決——排出量取引って何?・・・有村俊秀
●開発経済学 MDGsからSDGsへ——理想主義から一国中心主義へ・・・山形辰史
●法と経済学 法律は経済にどんな影響を与えるのか・・・柳川範之
●経済史学 江戸時代日本の経済分析からみえる経済史学の可能性・・・高槻泰郎
●社会保障・実証分析 福祉国家と社会保障の実証分析——日本についての研究を中心に・・・安藤道人