マダム・エドワルダ(海外新訳文学叢書)
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「この書物には秘密がある。私は何も言わない。なぜならその秘密はあらゆる言葉を超えているから。」(本文より)
エロティシズムとタブーの中にこそ神聖さを見出す挑発的な思想を、切り立つ文体と生々しい表現で短編小説として表現。哲学者ジョルジュ・バタイユによる思想小説。
角川文庫や光文社古典新訳文庫にも名を連ねる有名作品が、二〇代の若手訳者の手で新鮮な訳文として生まれ変わる。
訳者自身の身体性を通して原文の異物感を語る「男を訳す女――訳者あとがきに代えて」を収録。
<著者>
ジョルジュ・バタイユ Georges Bataille。フランスの哲学者・小説家。無神論の徹底から至高性を見出す思想を展開。ニーチェ研究や経済思想でも活躍。代表作に『無神学大全』、『呪われた部分』、『眼球譚』、『C神父』など。
<訳者>
木口香恵 Kae Kiguchi。2016年3月に某女子大学文学部卒業。現在は大学院生で、専攻は文学。