自閉児の父です。

あとがきから読んだので、著者の意図は解った上で読んでみました。

どこにでもいるなぁ、こういう人。
普通学級に通うことが幸せだと信じて疑わない人。

ある程度の実績や経験はあるようですが、
本に書いて発表するべきではない様な裏付けのない個人的意見も満載です。

前半はネットの教材販売ページかと思った＾皿＾
ひたすら自分の素晴らしさを他者の評価として延々と…。

判る人はそこで読むのを止めるでしょう。

只、「この本いいよぉ」と勧めてきた方もいたので、
全て否定する気はありません。

実際、「笑顔で接し、褒めて伸ばす。無理強いをしない。」のは大事なことだと思います。

何かしらのヒントをこの本から見つけられる人は良いですが、
全てを鵜呑みにしてはいけない類の本だと思いますよ。

商売人の宣伝本だと思ってよいでしょう。


良書は他にいくらでもあります。

買ってまで読むなら、他にしたほうが良いでしょう。

特別支援教育が実施され、グレーゾーンも含めた発達障害児の発見数は増える一方です。健常児と思っていた我が子が障害児だった、とショックを受けた方々は多いでしょう。 障害児を独自の教育システムとサプリメントで、治る!と言い切っています。エジソンもアインシュタインも発達障害者だった。(これは常識ですね)だから障害児はみんな天才にさえなれるのだ!と著者は豪語します。 日本各地で、洗脳とも思われるセミナーを開催し「あなたの子は、障害児から健常児に。それどころか天才にもなれます。もうこれ以外に道はないです!障害者のままでいいんですか?」という処まで追い詰め、どう見ても「その子なりの成長をとげた」だけ(発語がなかったのに言葉が!座っていられなかった多動に落ち着きが!など)の「体験談」。 言わせてもらえば、誰でも、どんなに重い障害がある子でも、必ず成長する力を持っています。我が子もそうでした。喋れず、落ち着けず…一生このままなのか…!と落胆していました。でも、こんなメソッドやサプリメントなんか無くても、怪しくない療育を受け、怪しくない場所に相談をし、怪しくない発達専門の医師の所へ行き…全て今は 著者の言う「治った」という状態ですよ。 治る、ではなく「成長した」だけですが。 我が子の障害がショックなのは、私も一緒です。 でも、差はあれど、必ず全員が自分で成長する力を持っているのです。 相談するなら、信頼できる所に相談して下さい。 著者の主張が詐欺ではなくて本当なら、それなりにしかるべき学会で発表してあるはずです。 障害児の親の持つ不安につけこんだ偽の金儲けはいい加減にして下さい。 それから出版元のコスモトゥーワンは、霊感商法の統一協会の会社です。 教祖への莫大な送金ノルマのためなら、嘘も詐欺も弱者の不安へつけこむのも、全て善行、と教えこまれる宗教という名を騙る詐欺集団ですよ。

この人、経営学の人。発達障害の親騙してお金儲けの方法?

他の方も書いていますが、、、、ヒドすぎます、、、
結局具体的な方法論はなにも書かれておりません
書かれている事で重要な事は『将来協会から巣立った子ども達が、世界特許を所得し実用化され多くの利益が出た場合
その１０％を基金に寄付していただくため』の宣伝本だと言う事です
発達障害児の育児に疲弊し、わらをもつかむ思いで日々模索して生きている者たちから最後の一滴を絞りとるビジネス書としてとらえた方が賢明な一冊です

私は知的障害児の子を持つ父親です。
この本を読み終えた私個人の感想ですが、
この本を一言で説明するならば、著者が会長を務める民間療法へ読者を導く為の
単なる洗脳、宣伝本であると思います。

本の内容を要約すると、
*知的障害児は普通どころか天才になれる可能性を秘めている。
*知的障害児は右脳が優位（精度が高すぎる）になっていて、左脳は発達していない。
*左脳を発達させるには左脳に直接指導するのではなく、右脳に高速で大量な情報で
刺激することによて脳梁を通じて左脳の回路を増やすことが望ましい。
（絵カードのフラッシュを使用等）
*これらのことは私（鈴木氏）がこれまでの経験によって発見し開発した。
*現在の特別支援学校の教育は間違っている。
*子どもを施設送りにしてはならない。

しかし残念ながら具体的な方法はほとんど記載されていません。
上記要約文をじれったく１７１ページにわたって記載されているだけです。
この本の最終ページには（読者が洗脳されたころ）、著者の鈴木氏が会長であるの民間療法の宣伝が記載されています。
おそらくこの本で具体的な方法を記載しなかった理由は民間療法へ読者を導く為であるものと思われます。
知的障害児を持つ親であれば心が揺らぐでしょう。
私もそうでした。（笑）
しかしこの民間療法に必要な費用は非常に高額です。
宣伝ホームページによると、鈴木氏との親子面談が５０分で１５７５０円だそうです。
弁護士の法律相談よりも高額ですね。
指導者養成講座は８日間で４２万円、認定書発行（認定料）５２５００円だそうです。

知的障害児を持つ一般的な家庭にとって決して安くない金額です。
しかし少々無理をすれば手が届く微妙な金額設定ですね。
頭を冷やしてよく考えてみて下さい。
知的障害児やその親に対して本当に心ある人物であれば、このようなことは
商売ではなく、ボランティアで行うと思いませんか？

ずばり、知的障害は治る！と高らかに宣言。
しかも、知的障害児は天才である（←決して秀才ではない）と、一見矛盾したような、わかるよーな、わからんよーな（笑）。
著者はエジソン・アインシュタインスクールを主催する方で、賛否両論の「七田式」がベースとなってます。
うーーーん、七田式と聞いただけで、私は嫌悪感ですね。
自閉症が治る！という療法は多々ありますが（キレート療法、食事療法、軽度三角頭蓋手術、などなど）二の足を踏みます。

三つの方法は
母親の意識改革、血流アップ、フラッシュカードの利用
ってとこです。
ポジティブティンキングな意識改革は大事よね！血流アップも良いことよね。フラッシュカードは？ですが（そーいえば「本当に頭が良くなる１分間勉強法」もフラッシュ的よね）やってみてもいいよね。ということで、試してみる価値はありそうです。治るか治らないかは別として。

多動なお子さんの症状の解説本は多いのですが、対応方法や改善方法の本はそれほど多くありません。２００９年４月刊の新しい本です。２００９年７月に１冊、９月にはなんと３冊、１０月にも３冊、ここから合計７冊ものご注文をいただきました。ありがとうございました。オススメです。