黎明の星 下 (創元SF文庫)
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土星の衛星に築かれた植民地だけが、いまや人類文明の名残だった。入魂の巨編!
いまも変動がやまない地球。だが地上には生存者がいた。彼らは災厄以前の記憶を失い、わずか数年のうちに原始生活に返っていたのだ。新たな地球文明を築くため、クロニア人と地球人は協力して、彼らとのコンタクトを開始した。だが、これをよしとしない派閥があった。かつての地球とは根底から異なるクロニア人の社会を受け入れず、旧来の価値体系を再興しようとする一部地球人が、クロニアの宇宙船を奪取したのだ――そして彼らは、地球惑星政府の設立を宣言した!/解説=堺三保