1971年に冨田勲のマネージメント会社に入ってシンセサイザーを学び、独立後の1970年代後半からはYMOのレコーディングやライブで重要な役割を果たし、“4人目のYMO”と呼ばれた松武秀樹。日本をいや世界を代表するシンセサイザー・プログラマーとして、特にMOOGやE-MUのモジュラー・システムを使った音作りについては右に出る者がいない。そんな彼がサウンド&レコーディング・マガジンの1995年6月号から1999年6月号まで4年にわたって連載していたセミナーを電子書籍化したのが本書。シンセサイザーの基礎から、Eurorackのオリジネイターとして大人気のDOEPFERモジュラー・シンセを使ったサウンド制作までを懇切丁寧に解説している。連載時から20年経過した今も、そのノウハウは決して古びることなく、現代の音楽制作環境においても活用可能。シンセサイザーを使って個性ある音作りをする上で、全クリエイター必携の書である。
※この電子書籍に対応した音源をYouTubeで聴くことができます(URLは本編の11章に明記しています)。