「はみだし内科医」の医師の判断より人間的判断
★★★★★
(信じてもらうための挑戦 掌蹠膿疱症は「治る」病気ですーー前橋 賢 近代文芸社)先に読んで欲しいです。掌蹠膿疱症がどんな病気かについての本です。
私は、今 前橋医師の病院で掌蹠膿疱症骨関節炎を2年前から治療中です。もっと早く秋田へ行けばと後悔しましたが、今は完治に向けて治療に専念しています。
少しずつですが、初診から比べて確実に良くなってきました。
くすり指のたった2.3個の小さな水泡からどんどん悪化して、背中や胸が激痛で息もしづらく睡眠も妨げるようになり、精神的にも苦しんできた18年間でした。
当然、その間に考えられる病院(皮膚科 整形外科 歯科 アレルギー関係など)へ足しげく通いましたが、病名・原因・治療方法もわからず、ただ年月が過ぎ悪化していきました。
この本は、長い年月を暗闇にいて将来を絶望していた私を救ってくれた医師が書いた2冊目の本です。
信じてもらうための挑戦 掌蹠膿疱症は「治る」病気ですーーの次に出版されました。
難病といわれた掌蹠膿疱症骨関節炎を唯一研究し、ビオチンを完治させる治療薬として有効なことを確立したのが前橋 賢 医師で、治療上に直面する困難をいかに自分で切り開き完治するか、その取り組みについて実例を挙げて検討し役に立てるようにと書かれた本です。
私のように発症してから長い場合、即効性がないので治療をやめてしまう患者さんもいるので、いろいろな患者さんとのやりとりなどを挙げて力づけてくださっているのです。発症してから早期の方の場合は完治も早いです。
一患者だった最上谷智和子さん(現在 ジャズダンス、エアロビクス指導・厚生労働省認定 健康運動指導士)は完治した後、現在 同じ病気の人たちの「道しるべ」になってご尽力いただいています。思いやりの心から「掌蹠膿疱症を完治して」のHPをひらいていらっしゃいます。
人のやらない難病を研究した医師だからこそ、身体のことがわかり完治できるのだと実感しています。
読んで疲れる本
★★★☆☆
自分も皮膚科でこの病気と診断されネットでいろいろと探してこの本にたどり着きました。内容は今まで功績が認められなかったことや患者が言うことを聞かないことに対する愚痴が多く、また、自慢話が多く、読み物としてはおもしろくありませんでした。
秋田まで通院することは物理的に困難なので、とりあえずたばこをやめて、皮膚科でもらったビオチンを服用し、本に出ていた整腸剤を取り寄せてもらって服用しています。かかりつけの医者が言うには、これらの薬にそれほどの効果は期待できないそうで、すぐに治る病気ではないとのことなので気長に治療していますが見た目はかなり改善されてきた様に感じています。たばこをやめることが出来たのはとても良かったです。