短い期間で大器晩成された感じです。
★★★★★
絢香さんの歌はいろいろ聴きました。
このCDは過去の絢香さんにない「完成へ近づく過程」が聞こえてきます。
活動休止宣言から含めて、
このCD1曲1曲で聞かせる曲に近づき、
ラスト数曲、個人的には特に[winding road]で最高潮を迎えていると思います。
疲れのせいか、音程や声の伸びは終盤に落ちてきているように思います。
でもそれを補う、声の広がりや伝える力、残す力を感じます。
(拡大解釈かもしれませんが、故美空ひばりさんもそういう変化があったと思います。)
絢香さんの成長過程を見たい、聴きたいなら必聴の1枚だと思います。
最後の最後で、絢香は大人になった。
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やっぱアンプラグドは、歌手を育てるライブだ。
アコースティックサウンドがバックグラウンドにあると、アーティストは自分の声を歌いながら見つめ直すことができる。なぜなら、アコースティックサウンドは、その音の柔らかさとは裏腹に、ボーカルを突き放すような冷ややかさも持っている。音楽の世界でよく言われる「アコースティックでボーカルの真価がわかる」とは、つまりそういうことだ。きっと絢香もそうだったであろう。しかし、やはり絢香はこの年代きってのボーカリストだった。今までの彼女の歌も確かに上手だったが、何て言うのかな、このMTVでは、今までの絢香の声に見られなかった「抜き」のうまさが随所に見られた。
もちろん、体調面の不安を抱えながらのライブだ。今までの歌唱で100%のパフォーマンスが保証できないという不安も拭えない状態で歌っていたことを考えると、こういった変化が見られるのも、まあ確かに必然ではある。
不謹慎な言葉でいえば、ケガの功名みたいな要素もあったのかもしれないが、絢香は皮肉にも、このアンプラグドで歌手としての大きな技術を会得したともいえる。1万人というオーディエンス、思い入れのある大阪城ホール、そしてアコースティックサウンド。これらが織りなす独特の雰囲気に、絢香はうまくボーカルを「溶かし込ん」だ。これも成長。今までの彼女なら、この雰囲気を「突き抜いて」いた。
「大人になる」ってどういうことなのか、それはよくわからないけど、でも、自ら活動休止を打ち出した覚悟、そしてMTVアンプラグドという場所に立ち、全13曲を歌いきったことは、間違いなく彼女を次の次元へと押し進めた。その「これから」を今すぐ見られないのは残念だが、恐らくまた元気な姿を見せてくれると確信しています。
最後に、このDVDでのお気に入りは、「手をつなごう」と「三日月」。両方アンプラグドバージョンをぜひ聴きたかった曲を、予想以上に仕上げてくれてました。
写真の裏に
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DVD良かった(*^-^*)DVDに入ってる写真の裏に7って番号がふられてるんだけど、なんなんだろ??私の友達のみんなも同じ数字がついてます…7以外の数字書いてる人いる??
ライブゆえにひきたつ、歌のうまさ
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Jポップをあまり聴かなくなっていた私は、彼女のことを全然知りませんでした。しかし、何の先入観も持たずに聴いた紅白での歌唱には、本当に腰を抜かした!(そして後日、あのステージを最後に、活動休止であることを聞いて、がっくりしました)。オリジナルアルバムよりもこちらの方が、あのTVのインパクトに近く、そして歌のうまさを際立たせているように感じます。またいつの日か、ステージに復帰してくれることを心まちにしながら。
絢香、止めないで!
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絢香の良さがいっぱいつまったMTV Unplugged。
これが活動休止前の最後のコンサートなんて。
もっともっと歌を聴きたい。
復活を心より祈ってます。