街の本屋の逆襲
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継続可能な“これからの街の本屋”の姿とは
出版不況の煽りを受け、苦境に立たされていると言われて久しい“街の本屋”。しかし今だからこそ模索できる、本と人/人と人との出会いを生み出す新たな“街の本屋”の在り方があるのだとしたら…?
新潟市に2010年にオープンした40坪の小さな本屋「北書店」の店長・佐藤雄一と、東京・下北沢で本屋「B&B」を経営するブックコーディネイターの内沼晋太郎/博報堂ケトル代表取締役の嶋浩一郎、『「本屋」は死なない』(新潮社)の著者・石橋毅史らが交わした白熱の“これからの街の本屋”談義を計3本、フルボリュームで収録。
【目次】
1 本屋鼎談 ——だからやる。それ以外はなんでもいいんですよ。
佐藤雄一(北書店)
内沼晋太郎(B&B)
石橋毅史(『「本屋」は死なない』著者)
[2013年11月27日 新潟・北書店にて]
※『HAB 新潟』(エイチアンドエスカンパニー発行)より再録
2 街の本屋の逆襲 ——本屋なんてやめておけ、という人たちに囲まれても。
佐藤雄一(北書店)
内沼晋太郎(B&B)
[2014年2月7日 下北沢・B&Bにて]
※ウェブサイト「DOTPLACE」より再録
3「無駄なもの」の中にこそ、真実があるんです。
佐藤雄一(北書店)
嶋浩一郎(B&B/博報堂ケトル代表取締役)
[2014年4月24日 新潟・北書店にて]
※本書初収録
◯それぞれの後日談+登壇者プロフィール
【著者】
佐藤雄一(さとう・ゆういち)
1973年生まれ。1996年から2010年にかけ、新潟の書店・北光社に勤務。2010年の北光社閉店後、同年4月、新潟市役所前に40坪の「北書店」を開業。
内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう)
1980年生まれ。一橋大学商学部商学科卒。numabooks代表。ブック・コーディネイター、クリエイティブ・ディレクター。読書用品ブランド「BIBLIOPHILIC」プロデューサー。2012年、下北沢に本屋「B&B」を、博報堂ケトルと協業で開業。2013年、著書『本の逆襲』を朝日出版社より刊行。これからの執筆・編集・出版に携わる人のサイト「DOTPLACE」編集長。
嶋浩一郎(しま・こういちろう)
1968年生まれ。編集者、クリエイティブ・ディレクター。博報堂ケトル代表取締役社長。
1993年博報堂入社。2001年朝日新聞社に出向。若者向け新聞「SEVEN」編集ディレクター。2002年から2004年に博報堂刊『広告』編集長を務める。2004年、「本屋大賞」を立ち上げる。2006年、「博報堂ケトル」を設立。カルチャー誌『ケトル』(太田出版)編集長。編著書に『嶋浩一郎のアイデアのつくり方』(ディスカヴァー21)、『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』(祥伝社新書)など。
石橋毅史(いしばし・たけふみ)
1970年生まれ。1998年、出版業界紙『新文化』に入社。2005年から編集長、2009年末退職。著書に『「本屋」は死なない』(新潮社、2011年)。