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我が名はネロ (1) (中公文庫―コミック版)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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歴史マンガの傑作の一つ ★★★★★
正直言って、歴史マンガは「この世から消えて欲しい」と思っています。
歴史小説も対して変わりありませんが、あまりに嘘が多いからです。

しかし、ネロに関する資料の少なさに、仕方なくこのマンガを手にしてみました。
この作者の他のマンガは知りませんが、この作品はお薦めです。
かなり客観的に描かれていますし、さりげなく時代背景を登場人物に語らせている所は見事です。

もちろん、マンガですからフィクションですが、ネロに関する当時の資料自体「嘘」とおぼしき箇所が多いのですから...。
パトラッシュと歩かないです ★★★★☆
 ネロは暴君であるというのが世評であるが、一体全体彼が何をしたのだろうか?現在では古代ローマを題材した本は手にはいるが、わかりやすさということころではなかなか難しいと思う。そんなとき本書を読めばネロと当時の状況を理解することが出来るでしょう。また、小説を読んだ後、ビジュアルで見てみるのもまた一興です。マンガとしても物語としても面白いです。
ネロは16歳で皇帝となった ★★★★☆
紀元一世紀の帝政ローマが舞台。最近でこそ塩野七生のローマ史シリーズなどで通史として紹介されているが、ローマ史自体のなじみが薄い一方で、皇帝ネロは暴君として比較的知られた名前のひとつではないだろうか。

安彦良和はここでネロの生涯を描く。第一巻はネロが16歳で皇帝になり、皇位継承のライバルであった義弟を毒殺、友人の妻を奪い、逆に彼女に唆される形(と描かれている)で、実母アグリッピナを謀殺するまで。
作者は複雑な係累と人間関係、文化的・時代的背景についてある部分捨象し、ネロと母親アグリッピナの母子関係を中心に現代的な視点で描いている。

ネロに相対する存在として、奴隷身分の剣闘士が登場するが、それ以外は史実に忠実な展開。

安彦良和独特のタッチで描かれる光と影の画面。漫画化にあたって、服装、近衛兵の装具や食事の寝椅子、闘技場の様子など生活・習慣などの細かい点まで、ひとつひとつ考証がくわえられたであろうことが想像される。ストーリーだけを追うのではなく、こうした絵も楽しみたい。