幻影堂
★★★★★
「映画の見方」の視線を教えてくれる、単なる批評やメイキングとは違った評論。あの映画も見直したくなるはず。
スピカ書店
★★★☆☆
「2001年宇宙の旅」がよくわからなかった、と人に言うのはなんとなく恥ずかしいなと思っていたのですが、ナレーションを一切カットしたということを知り、「理不尽な」と思いました。「難しい」「わからない」といわれている名作を理解したい時に助けになる「テキスト」です。私は幾つかの映画でちょっと「わかった」気になれたので手元においてあります。
書厨堂
★★★★★
「映画の見方がわかる」というタイトルは伊達じゃない。映画を観て、作品について語るときに、何が必要で何が必要でないかを分かりやすく教えてくれる。基礎教養として読んでおくべき一冊。
そこはか通信 書籍部
★★★★☆
「『2001年宇宙の旅』には当初全編にナレーションが入る予定であり、その内容はまったく難解なものではなかった」「『地獄の黙示録』でのT.S.エリオットやフレイザーの引用はコッポラのハッタリにすぎない」……など、半ば評価の固まった著名な映画作品に「新しい目線」を提供する一冊。といっても筆者の手前勝手な思い込みではなく、インタビューや評伝などの資料に裏打ちされた説得力のある論が展開されている。映画は好きだけど他人のカンソーブンなんか読みたかねえよというヒトに。
疾風怒濤のホウボウ堂
★★★☆☆
映画秘宝などで活躍中の映画評論家、ウェイン町山氏の著書。まだ未読なんだけれど、映画の楽しみ方がわかると僕の周囲では評判。
ダニエルトマスアップショーの店
★★★★☆
一人も友達がいない21歳の童貞の男ブレマーは大統領候補を狙撃し童貞のまま懲役64年の刑に処された。もてない脚本家ポールシュレイダーは彼の日記を見てこれは自分だと思った。映画タクシードライバーが作られた、孤独な男マーティンスコセッシの手によって。You talkin′ to me?。50回もオーディションに落ち、現実に打ちのめされた30男スタローンは最後にロッキーにすべてを賭けそして勝った。勉強の出来ないいじめられっこのユダヤ人少年スティーブンスピルバーグは地球の外から誰か来て欲しいと願った、現実から逃げたかった。星に祈った、こころの底から、星に願いをかけた。願いはかなった。