Straight
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私は本年(H22)の8月から活動の拠点を「神戸」に移すものである。そこで「神戸」の一つの側面が知りたくてこの本を手に取った。
読書後の感想は、「ストレート(直球)」であるということだ。これには二つの意味が込められている。
1)文体がストレート:明瞭簡潔に書かれており、非常に読みやすいということである。
2)著者がストレート:選挙という大仕事の中で、「軸」がぶれることなく著者の一つの「哲学」が貫き通されているということである。
ここで内容について、詳しく述べるつもりはない。ただ、一つだけ心に残った文章を本から抜粋させていただきたい。
「神戸が港町として発展し、こんなに気持ちのよい街になったのは、この気候と風景の影響を多分に受けているだろう。この街は隠し事が似合わない。多くの人と青空の下で繋がっていきたい。開放的でありたい。これって神戸市民全員が肌で感じている実感値なのではないだろうか。」
この本は、神戸市民のみならず政治家を志望する方々にも読んでもらいたい一冊である。
政治家を目指す方々には、是非ともお読み頂きたい書籍です。
★★★★★
あっという間に読み終えてしまいました。著者がなぜ“魑魅魍魎が跋扈する”政治の世界に敢えて飛び込んだのか、そして、神戸に対する愛情やこだわり、その信念や哲学などがとても平易なことばで記されています。また、あとに続く人たちに対して、同じ苦労や過ちを犯すことなく“ショートカット”できるような道筋が、具体的な事例をもとにはっきりと明示されています。政治家を目指そうと考えている方々には必読の書になっていくのでは。。
目が覚めました
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私はこれまで神戸で地域活性化の活動をしてきた。 地域の色々な方々と活動する中で「どこの党を推しています」「誰を応援しています」などの政治的な話は極力避けるようになっていた。飲食店の店主が阪神ファンだの巨人ファンだの言わない方が無難なのと同じく、そういう部分にはあたらずさわらず公言せずがちょうどいい。
前回の神戸市長選で筆者の樫野さんが立候補されたときも公言はせず、陰ながらではあるが非常に応援していた。 で、今回この本を読ませて頂いて、目が覚めた。 たった数十日間の選挙戦で15万6178人からの支持を得た著者の思いや考えを知るにつけ、これまで及び腰であった自分を恥ずかしく思った。 地域活性には興味はあったが市政には全く無頓着だった私であるが、これからはもっと勉強をして行こう思う。 民間企業のトップだった著者の視点でとらえた選挙の話は非常に興味深く、色んな気づきをもらえた。 出来れば今まで政治や選挙などに興味のなかった若年層に是非とも読んでもらいたい。