海外で活躍したいなら知っておきたい世界の歴史〜ミャンマー編〜
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若い人に特に読んで欲しい。
教科書には出てこない歴史を知ることで、世界を自分の目で見渡せるようになる。
「感動した」「日本とミャンマーの間には、こんなに深い絆があったんだ」
心温まるエピソードがここにある。
このコラムは、日緬関係の「そもそも」の源流を辿るものです。その源流を辿る際には、学校でも世間一般でもあまり取り上げられてこなかった「戦争」にどうしても焦点を当てることになります。
先の大戦について美化するつもりは毛頭ありませんが、その時代に存在した歴史の「事実」、つまり日緬の絆は戦争を通じて強まったという「事実」を私達は知るべきだと思います。
つまり、時代の流れによって広がる「忘却」を埋める作業をするべきなのです。
忘却した歴史「事実」を、パズルの「ピース」が如く私たちの中へ埋めることによって、世界から見た日本の現在地を理解することになり、他国との信頼関係について改めて知ることになると思うのです。
ミャンマーと日本の関係史を通じて、他の国々と我が国との関係を知ろう、調べてみようという足がかりになっていただければ幸いです。
なお、文章中「ミャンマー」および「ビルマ」という国名表記が混在しますが、時系列に合わせて使用をしております。予めご了承ください。
【目次】
はじめに
【電子書籍化に寄せて】
第一章【現在……ミャンマーの今を象徴するキーワード】
第二章【運命……国家独立を願う青年】
第三章【逃亡……初めて触れた「日本」】
第四章【特訓……海南島での「絆」】
第五章【躊躇……亜細亜急変とBIA】
第六章【葛藤……鈴木大佐の胸の内】
第七章【覚悟……「国」を背負う者として】
第八章【告別……突然の「命令書」】
第九章【反転……「敵」となった日本】
第十章【成就……「再会」と「悲劇」の後で】
おわりに
【著者プロフィール】
石栗 宏貴(いしくり ひろき)
安全保障研究者
メコン地域研究会事務局長
会社員、公務員の勤務を経て、現在拓殖大学大学院国際協力学研究科安全保障専攻博士課程に在籍。
国際紛争や平和構築を中心として、特にASEAN地域が抱える安全保障問題研究を専門とする。