良書ではあるが。。。
★★★☆☆
毒性学一般に関する情報が広く浅く,また最新の情報まで一部載っている日本語の参考書のため,とりあえず調べものには重宝する。毒性学や薬理学関連に携わっているヒトにとっては必携の書である。しかしながら,あえて苦言を呈すると,1.内容に誤字脱字が多く,本当に正しいのか他の書(キャサレット&ドールズ等)で調べる必要がある。2.各章毎の記載内容や体裁がまちまちで,全体を通して読んだ際の一貫性にやや欠ける。(引用文献が無い章もある) 3.コンパクトにまとめているため,必要な情報がないことがしばしばある。 などの,やや問題点があるように感じる。是非改定版が発行されることを期待したい。