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波の塔〈下〉 (文春文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:松本清張/著 出版社名:文芸春秋 シリーズ名:文春文庫 ま1-122 長篇ミステリー傑作選 発行年月:2009年09月 関連キーワード:ナミ ノ トウ 2 ブンシユン ブンコ マ-1-122 チヨウヘン ミステリ- ケツサクセン なみ の とう 2 ぶんしゆん ぶんこ ま-1-122 ちようへん みすてり- けつさくせん、 ブンゲイ シユンジユウ ブンゲイシユンジユウ 7384 ぶんげい しゆんじゆう ぶんげいしゆんじゆう 7384、 ブンゲイ シユンジユウ ブンゲイシユンジユウ 7384 ぶんげい しゆんじゆう ぶんげいしゆんじゆう 7384 結城頼子の夫は政治家がらみの情報ブローカーで、R省を舞台にした汚職事件に深く関わっていた。特捜部の担当検事として捜査をし、喬夫は初めて頼子の真の姿を知る。悩んだ末に新たな道に踏み出そうとする喬夫だが…。新任検事と被疑者の妻の悲恋を、彼に憧れる若い女性の思慕と対比して描いた異色
美しくも悲しい恋愛ミステリーの結末 ★★★★★
政治の黒幕である頼子の夫の計略は結城頼子と小野木喬夫の運命を大きく変えて、二人の悲しい愛は急展開していく。
二人の気持ちがすれ違って行く部分なども、読者をはらはらとさせるが、むしろ現実味がある。
本当に追いつめられたときに、人がどのように行動するかを描くのも作者の力量である。
クライマックスに関しては、人によって評価が分かれるだろうが、強く心に残ることは間違いない。
何故主人公たちはこのような行動をしたのかとか、私だったらこうすると言うようなことを考えさせるという意味で、女性週刊誌での連載では特に好評だっただろうし、ドラマでも多くの人の心を動かしただろう。
この小説の前半では、偶然が起こりすぎるというような欠点があったが、後半は筋に関しては精密に出来ていると思う。
哀し過ぎる結末 ★★★★★
話の展開から予想できた結末だったが、
こうするしか終結しなかったのであろう。
仕方がない結末は本当に哀し過ぎる。

上巻の最初に出てきた樹海が最終章で威力を発揮する話の妙に、
深い味わいを感じてしまった。

恋愛ミステリーの最高峰である。