恥ずかしながら、僕は、５２歳のオジンです。先日、テレビのコマーシャルで、ペッキーの歌を聴くまで、ＣＤを出しているなんて、知りませんでした。「なかなかうまいじゃん。」と思い聞いてみたら、その真っ直ぐな歌声と、おやじギャグの様なフレーズがあったり、往年の名曲「青い影」を思い起こさせるイントロがあったりで、ハマってしまいました。歌詞も良いです。今は、片道１時間以上の通勤の車で聞いています。まるで、自分の娘の様な年の女の子の歌に、元気をもらっているなんて、我ながら、驚いています。とにかく、元気が出ます。おススメです。

バラエティなどでお馴染みのベッキーの初アルバム。
バラードが多めで新しいベッキーの魅力が十二分に伝わります。

最近ちょっと売れっ子かと思ってイチイチアーティストにならなくていいよ…

タレント業だけ一生懸命やれば?

喋っているときはとても好きだが。
もう歌は出さないでほしい。

　タレントのＣＤデビューや著書出版となると，「どうせまた・・・・」と色眼鏡をかけてしまうのが僕の悪い癖で，この手のアルバムは敬遠していたのだが，先行シングル２曲が好印象だったので思わず購入・・・・これがなかなか良い。変な色眼鏡をかけて食わず嫌いならぬ「聞かず嫌い」は大損だなと思った次第。
癒し系バラードの「心こめて」と，真っ直ぐに疾走するアップテンポの「好きだから」。先行シングル２曲は，サウンド・スタイルこそ異なるが，ベースにあるのは切ないまでにピュアな心情を綴った歌詞と，メディアで見た印象そのままの飾らずひたむきなヴォーカル。この２曲に限らず，アルバム全体を通じて，等身大で飾らない素朴な魅力があふれている。
ユーミンが描きそうなお洒落でパステル・タッチの「君へ」，素朴なメロディーながら心温まるスロー「手紙」，キャッチーでエモーショナルなアップテンポ「闇を突きぬけてゆく」，ピアノを基調としたシンプルながらもピュアで伸びやかなバラード「時の中に」と聴きどころが多く，充実した内容。
特に先進的なサウンド・スタイルがあるわけでもないし，社会派メッセージが込められているわけでもない。あるのは飾り気のない等身大の日常。でも，暗い出来事が多くて先行きの不透明な昨今，平凡だけどピュアな歌ほど胸に染みる。そんな１枚。