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ソフトウェアテスト293の鉄則

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 日経BP社
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ときおり現れるソフトウェアの不具合は、我々にテストの重要性を改めて教えてくれる。しかし、そのテストは本当に意味のあるものなのだろうか。近年は専門のテストチームを持つ会社も増えてきたが、開発者がテスターを兼ねることの多い日本では、まだまだテストそのものを充分に掘り下げ、それぞれのケースにおけるベストプラクティスを見つけようと試みる機会が少ない気がしてならない。アーキテクチャの進化や開発サイクルの変化に対応し、柔軟かつ効果的にテスト方法を見直すのがベストなのだが、COBOL時代からの方法をそのまま使い続ける会社も決して少なくはないのが実際である。



本書にはタイトル通り293の「鉄則」が収められている。11章からなるが、章立ては読者に読む順番を強制するものではなく、むしろ重みのバラバラな「鉄則」をテーマごとに大きく括っている。決して通読が必須の本ではないし、ましてや「この本に沿って作業を進めれば君も一人前のテスト技術者だ」といったハウツーものでは決してない。一つひとつの「鉄則」を自分の関わったプロジェクトに当てはめ、自分の取ろうとしている手段が本当に正しいかどうかを顧みるきっかけとなる。



ソフトウェア開発やテストの経験が少ない人にはピンとこないかもしれない。しかし、ソフトウェアテストに意欲的に関わろうとしている人にとっては、入門書的だった『基本から学ぶソフトウェアテスト』から一歩進んで多くのヒントを得ることができる1冊だ。(大脇太一)



内容紹介

「本書のなかの小さな教訓のどれ一つをとっても1冊の本くらいの値打ちがある」―トム・デマルコ氏評

「テストはかくあるべし、といった仮定や従来の“理論”の見直しを迫る本だ」―エドワード・ヨードン氏評

ソフトウェアテスト分野の世界的ベストセラー「基本から学ぶソフトウェアテスト」の著者、セム・ケイナーの新刊!

「本書のどのページを開いてみても、日々の仕事で遭遇する現実的な問題にどう対処したらよいかという、貴重なアドバイスが満載されている」「絶対読む価値があるだけでなく、常に手元に置いておきたい本だ」「長年の実務の経験からのみ得られる、黄金のように価値ある情報が一杯に詰まった本だ」―世界中のソフトウェア技術者の共感を呼んでいる、真に現場のテストに役立つ本がここに登場です。

ソフト開発プロセスの「テスト」という切り口から、ソフトウェア技術者の仕事の進め方のポイントを、切れ味鋭い293の教訓として整理したのが本書です。項目の1つ1つが短いコラムとしてまとまった、どこからでも読める金言集。ソフト開発の現場を知り尽くした著者でなければ書けない指摘が満載です。とくに開発者の人間的側面に焦点を合わせた記述に、ソフトウェア技術者の皆さんは思わずうなずいたり、考えさせられてしまうことでしょう。ソフトウェアテストの名著として評価の高い「基本から学ぶソフトウェアテスト」(セム・ケイナーほか著)の姉妹誌です。