アメリカ・シェアリングエコノミー報告 2016年秋 ― 社会インフラとなったUber
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アメリカは移動を車に依存した車社会です。一部の地域を除いて車の所有が必須で、車は完全に生活の一部となっています。
旅行者の場合も移動の自由とコストを考えると、レンタカーの利用が必要です。
しかし、Uberを初めとしたシェアリングエコノミーが普及したカリフォルニア州などの一部の都市でこの状況が変わりつつあります。
Uber等の新しいサービスを活用することで、旅行者はレンタカーの利用が必須ではなくなっています。コスト、移動時間含めて、レンタカーよりもUberの方が利便性が高くなっているのです。
まだアメリカ人が自家用車の所有を止めるには難しいですが、旅行者が使う交通手段としてはレンタカー以外の選択肢が現実となっています。
アメリカで自家用車の利用頻度が減っていくことは確実でしょう。数年前と比較しても考えられない変化が起こっています。
今後、商業的でタクシーの代替的なUberではない、相乗り(Carpool)に関する新しいサービスも続々と登場しています。
今までは通勤で自分の車を使うのが当たり前だったアメリカも、数年後には相乗りが当たり前のようになるかも知れません。
この後に控えているのが自動運転の実用化です。
自家用車に依存していたアメリカで、移動に関するエコノミーが今後数年で大きく変わっていくのは確実です。
この変わりゆく市場動向を、2016年秋のカリフォルニア州、サンフランシスコのシリコンバレーなどのベイエリア、ロサンゼルスでの状況を日本人旅行者の観点からまとめた本です。
状況は今後も変わっていくでしょうが、Uberや公共交通機関の現状から、今後実用になる相乗り、自動運転の動向も想像できると思います。
主な内容
1章 従来のアメリカでの移動手段
従来のアメリカでの移動手段と言っても、渡米経験が少ない方にとってはよくわからないと思いますので簡単に紹介しています。
2章 アメリカでの移動系シェアリングエコノミー
2016年現在でアメリカで利用されている主な移動系シェアリングエコノミーを、従来型のサービスも含めてまとめています。
3章 ネットで利便性が向上した従来型サービス
従来型のサービスもインターネット、スマートフォンの活用によって利便性が向上しています。
4章 日本人が各種サービスを利用する際の難しさ
アメリカでは便利に使えるサービスも、外国人が利用する事の難しさを書いています。
5章 2016年秋に訪れて利用した体験記
2016年秋に実際に体験した移動系シェアリングエコノミーの体験記となります。
6章 これからの移動系シェアリングエコノミー
シェアリングエコノミーと今後の技術革新でさらに変わっていく事を予想します。
7章 今後のアメリカでの移動手段
シェアリングエコノミーが進化することを前提に、これから数年間の移動手段を考えます。
約35,000文字