最先端治療 肺がん
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肺がんは、がんのなかでも罹患率、死亡率ともに非常に高いがんで、男女ともに40代後半から徐々に増え始め、高齢になるほどその率は高くなっています。
2002年7月、初の肺がんの分子標的治療薬として「イレッサ」が世界に先駆けて日本で初めて承認を受けて以来、続々と新薬が開発・研究され、これまで治療に関して策がなく、あきらめるしかなかった患者さんにも治療ができるようになり、肺がんの治療は大きく変化しています。
本書では、肺がんの標準治療に加え、国がん中央病院 呼吸器内科の医師らが実際に行っている新しい分子標的治療薬を使った治験・臨床試験中の治療法についての解説や臨床試験に参加する際に検討すべきポイント、国がん中央病院のかかり方などを紹介しています。
一人ひとりの患者さんに適した個別化戦略で行う治療。そして近未来に向けて開発を進める積極的な治療。国がん中央病院が行う最先端の肺がん治療をぜひお役立てください。