本のタイトルにあるように、センター試験によく出る箇所が抜き出されています。
薄くすっきりしていて読みやすいです。しかしその分、網羅性は少し足りないような気がします。
この本を繰り返し暗記した上で用語集などを併用するのをおすすめします。

センター試験倫理において重要なのは、

・網羅性

・客観性

の２点です。本書では見事に両方とも体現できていると言えるでしょう。
この本を終えた後には、再び不安なところに目を通し、本書にも書かれている通りに過去問に取り組みましょう。
勿論過去問には本書に述べられていないような思想家も登場します。しかし多くは出題頻度も低く、来年度のセンター試験受験者にとって必要ない知識かもしれません。
しかしそれでもキチっとチェックしておきたい方は、山川出版の用語集でより深く、客観性に富んだ解説を参照することをオススメします。