Ode to J. Smith
価格: ¥1,947
UKが誇る叙情派系ロック・バンド、トラヴィスが自主レーベルRed Phone Boxに移籍してからの第一弾アルバムである今作を聞いて驚いた。
「全然女々しくない!」 そのサウンドは一聴した限りではUSオルタナ・ロックと見まごうばかり。前半の3曲では歪んだギターにずしんと響くドラム、そして力強いボーカルにぶっ飛ばされ、その後続いてくるトラヴィスのお家芸とも言える爽やかに躍動感溢れるナンバーですら、その生々しさ、ざらっとした手触りに驚かされる。
「もう僕泣かない!」という宣言にすら聞こえるまさに新星トラヴィス・サウンドは、今までのトラヴィスの良さを保持しつつ、力強いロックも聴かせるというアーティストとしての懐の広さを感じさせる一枚。(silly walker)