改装本
★★★★★
「中国流の徹底解明―有利に戦う4対1の理論 (小松 英樹)」の改装本です。
改装本と知らずに両方買ってしまいましたが、内容は9割方同じです。
両方買う必要はありません。
(低い)中国流に絞って詳細に記載してあります。
内容は、すばらしいです。
コンテンツ
はじめに
序 章
第1章 小目への裏ガカリ1――二間ガカリ
大ゲイマガカリ
二間ガカリ
二間ガカリから二間ビラキ
右上三々入り
右上にカカリ1
右上にカカリ2
左上へのカカリに一間バサミ1
左上へのカカリに一間バサミ2
左上へのカカリに二間高バサミ
左上へのカカリにカカリ返し
二間ガカリに二間バサミ
二間ガカリに一間バサミ1
二間ガカリに一間バサミ2
二間ガカリに肩つき
第2章 小目への裏ガカリ2――その他のカカリ
一間ガカリ
小ゲイマガカリ
大々ゲイマガカリ
第3章 白、下辺へのヒラキ
星へのヒラキ
星へのヒラキにツメ
星脇へのヒラキ1
星脇へのヒラキ2
第4章 星へのカカリ
星へのカカリに一間バサミ
星へのカカリ
下辺星へのヒラキ
下辺星へのカカリから二間ビラキ
カカリから星にヒラキ
カカリから星脇にヒラキ
カカリに二間高バサミ
カカリに一間バサミ
一路広い両ガカリ
第5章 白の中国流対策への対応
向かい小目1
向かい小目2
小目と星
中国流くずしの小目
左下星から小ゲイマ1
左下星から小ゲイマ2
中国流の布石事典
★★★★☆
一言で言えば、中国流の布石事典。
他と違うのは、なるべくわかりやすく丁寧に説明しようとしてる点。
中国流の要点は、4対1の構造を作ることで、白に入ってきてもらって、攻めながら優位に局面を進める=「広げて」「入らせて」「得をする」ことだという。したがって、難しい手を打つこともなく、局面が忙しくなることはないので、分かりやすいのではないかというのが筆者の弁。
高中国流は模様の碁なので、という理由で、いっさい触れていない。
なお、他の棋書と同様、痒いところに手が届くような細かい説明はない。
30手程度までの序盤の打ち方が説明してあるので、ちゃんと読めば、打ち間違えて序盤で潰れるようなことはないはずなので、あとは、中国流の棋譜を並べるなり、実戦で活用するなりして、体得してくださいと言うことになる。
分かりやすい本だと思う。