現在子育て中の方、保育者の方にもぜひ読んでもらいたい内容です。子どもの成長にとっておもちゃというものがどれ程大切なものであるか考えさせられます。日本では絵本の地位はまずまず高いのですが、おもちゃの地位というのは本当に低いのですね〜。でもこの本を読めば、おもちゃに対する価値観が変わりますよ。

子どもは遊びを通して学び育つ、ということを考えさせられます。
安易にキャラクターのおもちゃを買い与えるのではなく、
うちの子ども手をぱちぱちする動作ができるようになったから、
物を持って叩けるかも、
と、想像を働かせて買い与えると大人も楽しくおもちゃを選べると思います。

幼稚園の年長さんになり、最近、キャラクターものばかりを欲しがる子供を見ていて疑問を感じ、この本を手に取りました。絵本の分野では優れた文化をもつ日本も、こと「おもちゃ」に関しては、ヨーロッパ、特にドイツやスイスなどの国に対して、かなり遅れているようです。
ドイツでは、「遊び」は子供にとってもっとも重要なこと、その遊びのためのおもちゃも非常に重要視されており、子供の発達や好奇心をかきたてるおもちゃがたくさんあることがよくわかりました。
ドイツの幼稚園での子供の遊び方や生活が紹介されているのも、とても参考になりました。子供にとって「遊び」とは何なのか？ほんとによいおもちゃって何なのか？を考えるよい手引きになると思います。

木のおもちゃに関心がある方にお薦めします。
代表的なおもちゃがモノクロ写真といっしょに紹介されています。
本自体が発行されたのは、ちょっと前のようです。
ちょっとノスタルジックな感じもありますが、ここで紹介されている機のおもちゃは、長年にわたって愛されてきたドイツの木のおもちゃばかりです。

ドイツの幼稚園の様子や子育ても少しかかれています。
子供におもちゃを与えてあげる空間作りも参考になりますよ。
遊びについて改めて考えさせらました。