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テクニックはあるが、サッカーが下手な日本人 日本はどうして世界で勝てないのか?

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 武田ランダムハウスジャパン
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マニュアルに頼る国・日本の弱さ ★★★★★
日本のサッカーはなぜ弱いのか? この質問に本書は適確に答えているとは思えない。それはサッカーに限らず最近の日本が、あまりにもマニュアルに頼りすぎるからだ!規則に従順ということにある。書かれたもの(規則)を見て、そこにあるものだけを真実として鵜呑みにしてしまう悪習は、そもそも携帯電話のメール文化の申し子から来ている。ドゥトゥールのコーヒー店の店員の客扱いからパソコンのユーザーサポートにいたるまで、だれが決めたとも知らない規則(マニュアル)を金科玉条とするばかげた低能文化が、今の日本に蔓延している。サッカーは1秒の10分の1の時間でマニュアルを全否定する判断を迫られるスポーツなのだ。ところで、話は飛躍するが、17世紀のオランダの画家・フェルメールの場合、旧体依然の美術史の専門家によるいわゆるマニュアル的解釈では、とても通用しない。まったく新しい切り口で「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著という本は書かれている。若者よマニュアルを捨てて荒野に旅立て!
サッカー以外にも応用が効きそうです ★★★★★
様々な要素が絡み合うサッカーは、シュート、ドリブル、パスなどの個々の要素を切り出した練習をしても、大事な要素が抜けてしまう。
言われてみると、当たり前のよな気もするが、掘り下げて考えると本質を突いた深い気づきである
こと仕事でも、論理思考、プレゼン、財務など個々の要素を別々に研く傾向があるが、必ずしも仕事力向上に繋がらない
様々な場面に、展開できそうな理論である
良書 ★★★★★
なぜ日本は世界にとどかないのか
この一冊でわかると思います

このレビューを書いた日のスポーツニュースでJリーグのキャンプ練習の風景が映ってましたが

どの練習メニューも要素還元論(意味は本書を読んでください)的な練習ばかりで
コーンを並べてジグザグに走ったりとか
スピードをつけるために重いタイヤを引っ張ったりとかetc
確かにその練習も大事なんですけど
それだけでは足りないってこと
とにかく“サッカー”をやらないと上手くなれないということ

日本のサッカー界もそこに気づいてくれれば・・・
あと自分が思ったのは
サッカーだけでなく他のスポーツにも通じるものがあるなと感じました
スペインのサッカー環境が知れる ★★★★★
日本よりもサッカーの深い歴史を持つスペイン。そのスペインで学び、感じたことを伝えてくれる本書は、日本サッカーにとって参考にならないわけがない。また、筆者は筑波大学卒業であり、頭も良い可能性が高く、優れた洞察力を持っていると期待でき、この本の信憑性を高める。 この本を読むと、サッカー強国の一つであるスペインのサッカー環境はやはり日本よりも格段に良いようであることが分かる。 私が一番注目したのは、スペインのサッカーに対する「考え方」だ。スペインでは才能溢れるサッカー選手は、「勝手に育つもの」、つまり才能ありきの考え方が常識であるようだ。私もこの考えには同意見である。 また、スペインの「補欠なんてつまらない」という素直な考え方も気に入った。日本では我慢が美徳であり、補欠でレギュラーのバックアップをすることにも過剰に価値を見出す。部活動やクラブで補欠を経験した人ならば、試合に出られない補欠の存在に疑問を持つ人は多いはずだ。やはりサッカーは試合に出なければ面白くない。試合に出てなんぼだ。その当たり前のことにも気付かせてくれた。 単純に他国文化の違いとしても楽しめる内容である。
結局全てがそうなんだと ★★★★★
この本は,サッカーだけでなく全てのスポーツに共通していると改めて思いました
練習のための練習では,本当に大事なことは体感として残らない
しかも違う意味の体感が残ってしまうというのは感動的でした
ただ,いつもゲームをしていれば良いというわけではなく
なるべく集中できる人数で,ボールに触る回数も増やしてやらなくては
チームレベルの底上げとして必要だと思いました
サッカーを知るためには,ボールに数多く触れること,それは
サッカーというゲームの中で行うことが最も望ましいということ
仕事でもいくら理論を学んでも実践しなければ意味がない
野球が世界(USA)で通用するのは,毎日緊張したゲームを数多くこなしているから?
ひとつ,野球は将棋でサッカーは囲碁だと思う
(駒に限定された動かし方がなく,サッカーは無限な相似)