青木雄二のナニワ資本論 (impress QuickBooks)
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全国紙と赤旗くらいは毎日目を通さなアカン
僕は「ナニワ金融道」という漫画を七年間執筆し、
一九九七年四月の連載終了後、漫画家を「卒業宣言」しました青木雄二というものです。
連載終了後は、自らの体験や、独学で習得したマルクス・エンゲルスの社会主義を、
読者の皆さんに分かりやすく説明すべく、執筆・講演活動をしています。
われわれが生きるこの世界は、物質的なものと精神的なもの以外にはない。
自分の人生、社会はここに「在る」、われわれはそのことについていろいろと「思う」。
あらゆる問題は「在る」と「思う」の関係に絞られてくるわけであります。
「在る」ものとは「存在」「実在」「物」ともいいます。
また「思う」ことを「意識」「観念」「心」ともいっています。
読者の皆さまには「意識」と「存在」をはっきりと区別し、
物事を考えてもらうのが最も根本的で大切なことと思います。
このように、本書で終始一貫、僕が皆さまに言いたいことは、
少し難しく言いますと、マルクス、エンゲルスの弁証法的唯物論哲学を指しているのです。
こうした「本当のこと」を知れば、働く階級は幸せになれるのです。
▼目次
序章 まず「隗より始めよ」【青木雄二編】
第一章 資本(ゼニ)の全てを教えたるわ【金融編】
第二章 政治家・官僚の腹の内、僕があばいたるわ【政治編】
第三章 全体を見る目を養うために【哲学編】
特別編 「読者の質問にお答えします」