福祉系ケアマネの立場から
★★★★★
ボクは福祉系出身のケアマネをしてます。正直言って医療系は苦手分野でして訪問看護に関しても介護保険と医療保険がごちゃ混ぜになってよく理解できませんでした。しかし、本書を読むことによって介護保険と医療保険の対象や費用の区分け、公費負担による補助(特定疾患による利用者負担や自立支援医療の併用)、居住系施設入所中の利用者への訪問看護、訪問看護指示書と特別指示書の解説などを分かりやすく学ぶことができました。さらに難病者・小児・精神障害者への訪問看護についても解説されており非常に満足できる内容となっています。
また、本書は訪問看護を運営し提供する立場としての解説もなされているので訪問看護師の方々にもきっと得るものは多いのではないかと思います。ボクは自分自身が訪問看護を提供するわけではありませんが、ケアプランを作成する専門職としての視点から本書を読み、訪問看護の有用性と奥深さを改めて実感しました。