OVA、コミック、TV、劇場用と、多岐に渡るメディアで展開した人気作品「機動警察パトレイバー」。その劇場版第3作「WXIII 機動警察パトレイバー」と併映で公開された、シリーズの産みの親のひとりでもある押井守脚本による番外編。短編全3話からなり、劇場公開時はそのどれか1話が上映されるというシャッフル方式も話題となったが、商品版では3話を一挙に収録。
それぞれ後藤隊長、シゲさん、南雲隊長により、これまで語られることのなかった特車2課の秘密を、押井守独特のシリアスなふりしてふざけた内容でひとり語りのスタイルで進行するセルフパロディ的作品。絵柄もこれまでのどのシリーズとも異なり、キャラクターデザインが相当にデフォルメされた上に原始的な人形劇的演出が施されており、シリアスな劇場版の一服の清涼剤にもなっている。(田中 元)
神山監督はこういうのが向いている気がする
★★★★★
労力の無駄さ加減が良いです.最高!
神山監督は,ストレートよりも変化球っぽい奴の方が面白いんじゃないかなぁ,と思います.
メーキング含めていいですねぇ...
紙で作ったようなキャラが、かわいいです。
★★★★★
紙で作ったようなキャラが、かわいいです。2本目のシゲさんこと千葉繁さんの講義。様々な「大人の事情」的な目線で語っていく姿に泣きます(笑)。なぜ警察とロボットなのか、他のアニメと比較パロディする構成が最高です。
パトレイバーファン必見の楽屋裏ネタ3本
★★★★★
2001年のパトレイバー劇場版第3作と同時上映された短編アニメ作品です。
(※公開当時は3本中の1本がランダム上映)
ProductionI.Gの3D技術力を持って、まるでその場で棒付き2Dキャラ中心の
紙芝居を観ているようなリアルでヘタレた面白さに溢れています。
ただし、劇場版第1,2作含め、パトレイバーを視聴済みの観客を狙った作品ですので要注意です。
パトレイバーという作品の隅を突付く笑いとおふざけ満載で、往年のファンならニヤリ。
後に「攻殻機動隊S.A.C」シリーズを手がけた神山健治の初監督作品でもあり、
巧妙な演出にも力量の末端を垣間見ることが出来ます。
合計40分程度の尺の手ごろな短さもいい感じですね。
第1話「吼えろ リボルバーカノン!」
鉄砲好きのために鉄砲嫌いな特車2課・後藤隊長が、
パトレイバー主力武器・37mmリボルバーカノンのウンチクを語ります。
警察装備や兵器としてのその存在定義をややブラックで
皮肉たっぷり自虐的に描いた楽屋裏ネタ満載です。肩の力を抜いて楽しめます。
第2話「あヽ栄光の98式AV!」
特車2課整備班・シバシゲオによる、過去のロボットアニメやおもちゃ業界の
歴史から見るパトレイバーこと98式AVイングラムの位置づけの偉大さを大きくアピール。
シゲオ役の声優・千葉繁の自由奔放な演技の巧妙さと完全にアニメ業界そのものの楽屋ネタから
自社(ProductionI.G)製作作品ネタまで幅広いお馬鹿な描写に大爆笑。
第3話「特車二課の秘密!」
最後に南雲しのぶ隊長が警察組織としての観点から
特車2課の黒歴史をレポート形式で淡々語ります。
劇場版第1,2作のシーンもちらつかせながら「カミソリ後藤」こと後藤隊長の
間違った切れ味があさっての方向へと冴え渡ります。真面目な口調ながら段々声高らかになる彼女と
警察にあるまじきお話のギャップにこれまた爆笑。
パト ファン で良かった
★★★★★
初期OVAからのファンですが、最初は正直ひきました。ゆうきまさみ氏ではありませんが「こんなお姿に…」
しかし実際には、第1話で引きずりこまれ、第2、3話で爆笑!すっかり、ハマってしまいました。
同梱のリーフレットも必見!
パトレイバーを見続けてきた方にほどオススメです!!
なっとくの作品
★★★★★
台詞回しが押井作品を代表している感じですばらしい!と思いました。
実は、パタパタアニメのほうが何倍も手がこんでいますし、
作品の性格をよく出しています。
監督自身”もう、パトはいいよ・・・”と言いつつこのクオリティ。
10分という歯切れのよさもいいです。