惜しい!
★★★★☆
能面造りの工程から、完成した能面を使用して能を舞う場面までを追ったドキュメンタリー映画で、淡々と能面を造る工程が写し出され、見ていて非常に癒されるのだが、普通の住宅街にある作業場(民家?)での作業のため、学校のチャイムの音や犬の鳴き声まで収録されており、時々不快な気分になる。この作品は癒しの効果を得たいという意図で見る人が多いと思われるため、多少の演出(仙人が暮らすような山奥で、作業の音や鳥の鳴き声以外は介入しないような環境での撮影など)は加えられてもいいと思います。その点が非常に惜しかったので、マイナス☆一つとしました。