分かりやすい本
★★★★★
タロットの意味を丁寧にまとめてくれています。色々な本を読んできましたが、辞書としても使用できるこの本は、購入してよかったと思います。カードの歴史・版によるカードの違いなど、わかりやすく書かれていて面白く読めます。ただ、占いとしての側面はなく(カードを用いての占い方等は書かれていない)占術を知りたい人にはお勧めできません。別の本を探したほうがいいと思います。ですが、カード探求にはもってこいの本だと思います。高いですが、それなりの価値はあるように思いました。
読み応え抜群
★★★★★
タロットカードの神秘的な絵柄の意味が知りたくて、購入しました。
一枚一枚丁寧に解説されていて、さらに理解が広がり、リーディングが楽しくなります。
この本を通じて、タロットカードが身近になったような気持ちになります。
買って良かったです。
より詳しくタロットを知りたい人に
★★★★☆
箱入りの分厚いタロット本。
まず始めに注意していただきたいのは、この本はタイトル通りタロットに描かれた象徴を解説した事典で、占い方をレクチャーしたものではない。タロットを展開する為の方法などには触れられていないので、タロットカードを手にしたばかりの人が、取りあえず占い方を学ぼうと思ってこの本を購入しても、実際にカードを並べて占うことはできない。
カード一枚に対する説明が詳しく、たっぷりページ数をとっているのが特徴。カードに描かれたシンボルにどのような意味があるのか、なぜこの位置に配置されているのかといった意味を解説している。
ウェイト版の他、ヴィスコンティ版、エステンシ・タロット(シャルル6世のタロットと混同されていたもの)、マルセイユ版についての説明もある。図柄の解説の他に、お馴染みの正位置・逆位置の意味があり、こちらは特に恋愛については別枠を設けている。
ウェイト版には特に重点を置き、「The Pictorial Key to the Tarot」から引用したりしつつ詳しく解説している。
小アルカナについてはウェイト版を基本にした解説。
キリスト教的なシンボル、美術としての当時の流行、カバラについてなど、様々な側面からカードを読み解く手助けをしてくれる一冊。カード一枚についての説明が長く、かなりのボリュームがあるので、ある程度タロットに慣れてきて、より詳しくカードの意味を知りたい、自分なりにじっくりと図柄を読み解いてみたいという人に向いているかもしれない。巻末には「特筆すべき用語集」が付属している。
星を5ではなく4にしているのは、どちらかといえば大アルカナぐらいはウェイト版重視ではないものを探していたこと、この手の事典形式のものにわざわざ恋愛占い用として別枠を設けるよりは、他の記述スペースを使って貰いたかったというような、個人的な満足感の度合いによる。シンボルを一つ一つ丁寧に拾い上げていて、説明も丁寧で分かりやすいので、少々お高い本ではあるが、それに見合った価値はあると思う。