主人公は商店街の中で小さな理髪店を経営している普通の青年です。
そして彼に恋するのは近所に住む探偵（何でも屋）をしている髭のダンディなオヤジと高校生の息子です。
親子二人で取り合っているのですが、主人公は、最初、気づかないのです。

話の内容は主人公がヤクザになってしまった従兄弟に店を奪われそうになり、それを二人が助けるというストーリーなのですが。
二人の男が、凄く格好いいのです。
ダンディなおじさまは体もがっしりしていて、髭もちょい悪風で、フェミニストで、昔は歌舞伎町で伝説のホストと呼ばれていたとか。（何故、それがホモに、なんて突っ込みは忘れて下さい）
そして、オヤジに似ている息子もなかなかのハンサムですが、なんとバイです。

二人は男専門と思いきや、女の人も影もちらほらと見えたりして、最初は気にもしなかった主人公ですが、少しミョーな気持ちになってくるのです。
つまり、恋に落ちていくわけです。

親子二人が素敵に格好良すぎて、どっちかを選べと言われたら絶対に迷います。
そして主人公は選べません。
普通なら、ここで修羅場ですが、安心して下さい。
親子は二人で主人公を共有という形をとります。
はあーっ、ふしだらよなんて思った方、読んではいけませんし、お勧めできません。
愛がなければ、最低と言われても仕方ありませんが。
親子は主人公が好きだし、主人公も同じ気持ちなのです。

主人公の目線から見れば、まさにハーレムでしょう。