同じく日本教文社から出ている「スーパーマインド」と内容的にはさほど変わりません。
成功や世俗的な幸福を説くようなスピリチュアルな本とは全く異なりますが、それらのほとんど、あるいは、全ての本が偽物であることが分るのではないかと思います。
この本は、言ってみれば、幸せや富や成功といったものをはるかに超えることが書かれています。いかに富や地位を得ても惨めであることに変わりはありません。しかし、この本にあるように、全てのまやかしの幻想を打ち破れば、偽りの幸福には何の影響も受けなくなります。
自分が何者で、なぜ生まれてきたかを知り、大安心の境地に達し、自分が絶対的な存在であることに目覚めたいのであれば、ヴァーノン・ハワードはその道を説く、極めて稀な存在です。

同著者による「ス－パ－マインド」と内容は似たり寄ったりである。
いいことが書いてあるとは思うのだが、やはりどうしても雲をつか
むような感じがする。禅を経験したような人であれば、すんなり内容
が頭に入るのかもしれない。

訳者はあとがきで訳していく過程で自らが変わっていくのを確かに
感じたという。自分もそうなりたいものだ。

この本を最初に読んだのは15年くらい前。以来、楽に生きていくコツをいくつか掴んだような気がします。
最近、読み返してみて、昔わからなかったことがわかるようになっていることに気がつきました。もちろん、わかったからといって簡単に実行できるとは限りませんが･･･