【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:光瀬竜/著 大橋博之/責任編集 出版社名:ラピュータ シリーズ名:ラピュータエクセレンス 発行年月:2009年07月 関連キーワード:ミツセ リユウ エスエフ サツカ ノ エイコウ ラピユ-タ エクセレンス みつせ りゆう えすえふ さつか の えいこう らぴゆ-た えくせれんす、 ラピユ-タ 8862 らぴゆ-た 8862、 ラピユ-タ 8862 らぴゆ-た 8862 光瀬龍、没後10年メモリアルコレクション。 第1章 幼い頃-記憶の中に灼きついて消えないもの(帝都上空に敵一機)第2章 青年の頃-意欲と情熱だけを抱いて彷徨う(見果てぬ夢を-ロン先生の青春記肖像 菊川善六 ほか)第3章 作家の道-流浪の末に辿り着いた終着点(タイタン六世晴の海1979年)第4章 時空の旅-人はそれを東洋的無常観とよぶ(暁はただ銀色残照一九七七年 ほか)第5章 今、再び-虚無を呑み込む暁の砦(暁の砦)
50代の人には懐かしく、心の少し痛む、でも光瀬龍はすばらしい
★★★★★
光瀬龍の作品のバックボーンになる戦争体験、大学、青春など50代の一ファンにはとても印象深い1冊
光瀬龍、栗本薫、吉村昭など若いときから熱中した作家が去ってしまい喪失感があった。
この本で自分の若い時代を思い出してしまった。
光瀬龍のバックボーンの無常観を終戦直前の多くの日本人が体現していたことなど、戦争についても考えさせられた。
光瀬龍「自伝」
★★★★☆
宮野由梨香「阿修羅王はなぜ少女か 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』の構造」(第3回日本SF評論賞受賞作)以来・・。
生前にあまり語られなかった、その前半生に注目が集まった、SF界の亡き巨人・光瀬龍。
彼が自身について語るエッセイ集は生前、ほとんど刊行されなかったが、この本ではその種の「自伝的エッセイ」を集成し、編者自身も「光瀬龍自伝」的な内容を目指し、丹念な編集が行われている。
空襲体験、4年しか住まなかったのに「故郷」としてこだわった岩手県前沢町への思い、さまざまな学校や職を転々とした20代の文学青年時代。などなど。
その知られざる原像が解き明かされる。
なかでも、30歳で「宇宙塵」に入会し、翌年31歳で女子高の教師となり「そこで、はじめて定職についた」という経歴には驚かされる。
「百億の昼と千億の夜」「夕ばえ作戦」を生んだ作家の全貌
★★★★★
日本SFを曳航した大家の、没後10年を経ての記念出版物。
しかも、これほどメモリアルな諸作のほとんどが初収録作品で構成されているというから、嬉しい…というより驚き。
いや、本音は悲しくさえあった。
これは、あのSFの時代に、少しでも胸を躍らせたものであるならばレクイエムとして必ず買うべき本だ。ぼくらには、その義務がある。
などと深刻ぶりっ子はともかく、阿修羅王やアンドロメダ・ストーリーズ、ついでに時間局員シリーズの未収録短編なんかも読めたりする光瀬ファン感涙・失禁ものの、お宝本です。
読める幸せを感謝して、さあ買え!