本編とほとんど間をあけずに上梓されたスピンオフ。
エンジェルヒートin love刊行時にはすでに仕上がっていたのかも。
それくらい、お話の連続性に違和感がまったくないです。

今回のカップルは組織の有力者、シギこと鴫原と、彼を「おにいちゃん」と慕う淫乱な雛希。

･･･相変わらずただのポルノです。

エンジェルヒートの七瀬以外に対する効果が描かれているのは興味深い。
というか、雛希、エロい。

組織のボス兄弟と大天使（笑）七瀬もメインで絡んでくるので、彼らのファンは必見。
大天使様、どんどん貫禄を増してますが、ご主人様へのご奉仕タイムには元に戻ってしまうのがお約束。
なんだか数年前に流行った「東京ミッドナイト」シリーズでしたっけ？
アングラ組織のボスに見初められた男娼が自覚に芽生えて添い遂げる〜みたいな話、あれを思い出しました。
さしずめ七瀬が、あれの○代目の大事な青い目のなんとかさん。

それなりに楽しめましたが、特に目新しいプレイもなく、話もほとんど「ためにする」ストーリーで右から左の薄っぺらさなので★３で。

なお巻末に本編トリオの後日談＠ベッドがおまけに付いてますが、二輪差しはなし。残念。