前作より地味になってしまいましたね。
後半の曲はちょっと手抜きというか、ネタ切れではないでしょうか。
大騒ぎするほどのバンドではないですね。
次作に期待してみたいと思いますが・・・

1stの活躍によりDove賞の新人賞(2009)、楽曲賞(2010)を受賞した彼ら。
そんな注目をされている中で発売された、2ndアルバム。
2ndも相変わらず素晴らしい。

まず、1."Healing Begins"では、Tenth Avenue Northらしい、透明感あふれる美しいサウンドが展開する。
ポップで聴きやすい感じ。それでいて厳かな雰囲気も漂う。

また、3."You Are More"は、サビが心に残る。鐘の音のようなベースサウンド、透明感あふれるメロディ。
そしてブリッジ部分の盛り上がりは切なく、訴える感じ。

そして、2.は疾走感あふれる明るいイントロ。しかし、そのベース音が教会の鐘の音の様。やはりどこか厳かな感じ。
途中からはストリングスも入り、聴き応えあるサウンドに。

4.以降もエレキギターの音を活かした、透明感あふれる音作りがなされている。それらは崇高ささえ感じられる。

（この透明感あふれ、かつ崇高さも感じられる音は、Bebo Norman, Rush of Foolsに近いと思う。）


なお、本作はビルボードのTop200で初登場15位、Top Christian Albumでは最高位 1位。

ビルボード誌に、今後期待のバンドでは、といった旨のコメントが書かれている("To say this band is going to be the 'next big thing'
feels like an understatement")ようで、私も今後を期待してしまう。