日経BP Onlineで注目していました
★★★★★
日経BP Onlineで著者が連載されているコラムを読んでみて、とても関心があり購入しました。
私自身には女の子の子どもはまだいないのですが、新入社員や大学1年生などにも十分共感できる内容だと思います。未来を生き抜くためには若いときから将来を考えることが重要ですよね。女の子が生まれたら、品川女子学院に入学させたいと強く感じました。
仕事にそのまま活かせる
★★★★☆
新人との世代ギャップを感じている、管理職の方にオススメです。やる気を出せないでいる部下が、自分から課題を見つけて表情を変えるには、どうしたらいいか?その具体的な行動方法が載っています。言葉の動機付けについて考えさせられました。
女の子が幸せになるかどうかは現場運用次第
★★★☆☆
学校の校長として体験した視点からなので当然なのですが、「本校では」という紹介のしかたが多くあり、家庭で実践できる内容以外のことがいくつか出てきます。
また、気品のある文体からか「現場感」が薄く感じられました。
あくまで人生設計を基本とした中学生に入る直前から大学へ送り出すまでの間の模範的解答が書いてあると理解しました。
当然、模範解答であるので、とても有効な本であることは間違いありません。
以上のことからこの本は、小学校在学中の女の子を育てるお父さんお母さんが、その先の子育てへの何らかの算段を始める段階でとても有効な本です。
テーマになる年代へさしかかる前に、心構えを作る助けとしてとても有効です。
子育てに悩み、多感な思春期のこどもたちに対して、有効な何かはないだろうかと藁にもすがるような方には(装丁が柔らかい印象なので、恐らく主旨の違いは感じられると思いますが)、はっとさせられるような回答がある訳ではありません。
「親が読んでほっとする本」ということですが、個人的には、おそらくこれが現場感の薄さを感じてしまった要因かと思いますが、本題となる女の子の幸せと不幸せに肉薄した瞬間をかいま見たかったと思います。
本題に肉薄することなく、親御さんとのやり取りはできないはずなので、あえてそこを押さえたのではないかと推測しますが、それでもなお、子供たちの顔がうすぼんやりとしか見えてこない文章では、私は安心できませんでした。
よって、星を1個とし、有効な方がいらっしゃるはずなので、その分星を2個足し、星3個としいたしました。
「女の子」にはなってるけど
★★★★★
タイトルは「女の子が…」となっているけれど、内容的には「女の子専門」のことは少ない。むしろ、「男の子」の子育てやそれ以外の人間関係や場面においても使えることの方が多い。そういう意味で幅広い層の人におすすめできる一冊である。
本書の存在は書店で「大きく」採りあげられているのを見て知った。私は、自分で言うのもなんだが本書を最初に見た時点で「この本は女の子だけでなく男の子にも言えるのでは?」と漠然と感じてパラパラと眺めてみた。やはりその通りだと思った。
本書の項目をいくつか取り出してみると
・聞き上手になる三つの方法
・見方を変えれば短所も長所に感じてくる
など、「子育て」以外の場面でも使える内容も多かった。
子育てのヒントが
★★★★☆
「子どもの心にスイッチが入る瞬間」、子どもに前向きな心が生まれるときとして著者は、次の3点を上げている。
・小さな成功体験によって、自信が生まれたとき
・自分なりの目標ができたとき
・人のために、何かをやって喜ばれたとき
また、「子どもは、ふとした瞬間に見違えるほど変わることがあるのです。」という言葉などから、著者の子どもに対する愛情の深さを感じ、子どもの可能性を信じて、教育にあたっておられる方だと思った。
私が妙に納得したのは、お父さんの問題発言を「NGワード」としてあげられた7つの事柄。父親として夫婦の会話が、妻や子どもに与える影響はきわめて大きいとは思うが、はっとすることしきり。
著者の女子校では、28歳をイメージして自立を教育にあたっているとのこと、考えさせられる言葉がたくさんあり、良書だと思う。