何を「ブッタ斬」っているのか? 副題に偽りあり。
★★★☆☆
著者は石井直方門下で、収録写真のモデルも日本ランキングビルダーの佐々木卓氏、それにこの副題とくれば、ボディビルを含むウエイトトレーニングの事が主体になっていると思い読んだが、その面に関しては期待はずれというほかなかった。
ボディビル関連の業界は狭く、密接に関連があるようで、「ブッタ斬」ってくれていると期待したスロートレーニング・ケビン山崎・初動負荷・加圧トレ・デューク更家などは、全く「斬」らず、少し反対意見を書いたかと思えば補足でフォローするといった、何とも読者とすれば「どっちやねん!」と言いたくなる内容が散見された。
ケビン式が良いと思っている指導者はいないだろうから論外として、加圧もMR.日本13連覇の小沼敏雄が上腕で試していたが、本人の「4CMでかくなった」の談に反して、そのように肥大した写真はなく、業界内で批判が出来ない状況にある中、楽しみに読んだので失望も大きかった。
内容は、走ったり投げたりのウエイトトレ主体ではないが、初心者向けで言いたいことは分かるのだが、近位・遠位、上肢・下肢などの用語や、前後の説明のない筋組織図解などがあり、研究者の著者にしてみれば基礎の基礎なのだろうが、更なる平易な用語の多用、解剖学の基礎用語や、ストラップの巻き方の図のような全身の簡単な筋肉と骨の図程度は、載せるべきであったろう。
わかりやすくて面白い!
★★★★★
ネットなどの影響で、数多くのトレーニングの方法や理論が巷には氾濫しています。この本を読むとそれらの良い点と悪い点を客観的な目で見極められるようになります。いまこそこういった本質をみきわめる手立てを示すものが必要な時だと思いました。
個人的にはコア、股関節、肩甲骨、インナーマッスル等の重要性を、理屈から明確に説明している部分が圧巻でした(むやみに重要視しすぎることの問題も指摘してます)。難しいはずの内容を丁寧に分かりやすく書かれているところも好印象なので☆5つ!
回り道のないトレーニングが解る!
★★★★★
40を過ぎてから筋トレを始めたので、出来る限り楽に肉体改造をする方法は無いのか?
と考えている時に見つけて早速買いました。
大胸筋や広背筋、腹筋等のメジャーな部位の筋トレはこの本を読んでやるのが一番の近道です。
プロテイン、インスリン等の摂取方法や必要性など理解できました。
効率的に体を鍛えるには申し分の無いバイブルになると思います。