以前に著者が出された本も良さそうだなぁと思っていたのですが、音声CDが付いてなかったのがネックだったので
CD付きというのはとてもありがたいです。
CDの中身は、渋い男性の声で例文読み上げ→日本人女性による日本語訳読み上げ。
ゆっくりとした読み上げですが、I'm going toはちゃんとgonnaに省略されたり、but Iもバラィと自然に発音してくれるので助かります。


例題や本の中身は正直言って超簡単です。
ただそれを言おうとするとなかなか出てこない!!
構成はセクションごとの解説→例文(同じ表現を8〜16文)を使ってエクササイズする感じになっています。


著者は日本語を十分理解した上で解説されているので、日本人が間違えやすい、「こんな表現は使わない」というような指摘もありとても助かります。
受験英語に慣れてる人たちは「えっ、こんな簡単な英語でいいんだ」と感じるはずです。

ただ1点。
解説部分の文字サイズ、余白、イラストが大きくて、本当に中学のテキストみたいで若干恥ずかしいです。
電車では開きたくないかも（だから音声CDが英語→日本語になっていて、テキストは家で見てくださいってことなのかな？と思ったり…）

初めて買う英語本がこれ、という人は幸運だと思います。
最短距離で英語力をモノにできるエッセンスがぎっしり
詰まった価値のある一冊です。

そして、何年も英会話に通っていて、難しい単語もずいぶん
覚えたのに、言いたいことが言えないと悩んでいる人には
救世主となる一冊です。

この本は、英語を話せないのは『言いたいこと』を表す単語を
知らないからではないと教えてくれます。

やさしい時制の解説から始まり、複雑な文を一気にシンプルに
する方法、すでに知っている文章を使って置き換え・応用する
方法など、目からウロコが落ちるテクニックが満載です。

中学レベルの単語、と聞いて侮っていましたが日本語で難しく
考えれば考えるほど、ネイティブの英語からは離れてしまって
いたんだと実感。いまから英語、やり直します！

毎週１回アメリカ人と１時間プライベートレッスンを始めてから１年半になります。レッスンを続けていれば上達すると考えていたのですが、やはり甘かったようです。上達している感じがしないなか、3週間まえに本書に出会い、読み進める中で頭の中で何かスイッチが入った感じです。

Chapter1 : 時制を使い分けて表現する練習
Chapter1,2 : 名詞節、名詞句を入れ替えて表現を広げる練習
Chapter3 : 形容詞、形容詞句を添えて表現をシンプルにする練習

Chapter1から、Chapter4まで、非常にシンプルなのに表現できていないことでした。CDはそれぞれのパターンを時制や人称をすこしづつ変えてあるだけなのですが、むしろその点が非常に実践的と感じます。また、いままでは日本語の対訳つきのCDによい印象はなかったのですが、本書のCDについては日本語の訳ではなく表現がそれぞれのパターンに染み付いていく感じがして、むしろプラスです。「中学生くらいのレベルの英単語」というだけあって簡単に読み進めることができるのですが、これを簡単に言えることができたらかなりレベルアップすると思います。気に入ったので著者の「たった40パターンで英会話! 」もさらに購入しました。また一つ英語の壁を乗り越えられると思っています。

大人は外国語を聞き流すだけでは話せるようにはならない。なぜなら、すでに「日本語脳」ができているのでそれに外国語を当てはめて、なぜそうなるか理解してからでないと話せないからだ。
だから不自然な「日本語英語」になってしまう。言葉は無限にあるので、自然な英語を全部覚えるなんてことは不可能だし応用が利かない。
でもこの本を読めば、「日本語脳」であっても自然で、簡単で、応用の効く英語が話せるようになると思う。
ニックの「英語脳」が日本語と英語を分析して理解して完成した、とても役に立つ本。お勧めします！！！