身近なものにこそ…
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「身近」なものは周りを見回せば数多くあります。
ですが、それは何故身近なのでしょうか?
単純に言えば、それが周りに「馴染んでいる」からと言えるかもしれません。
では、何故?
本書で取り扱っているサイン・マークの場合、デザイナー達のたゆまぬ努力があるからです。
見た瞬間にサイン・マークが意味していることを伝えられるようにしたい!
最低限のデザインで、最大限の情報を伝えられるようにしたい!
それでもまだまだサイン・マークには不充分な点があり、例えば日本の「危」のマークなどは日本語を理解しない人にはその本来の意味を伝えることができません。
そうした問題を解消するために、世界各地のデザイナー達が日々サイン・マークを改良し続けているのです。
ね? 身近なものの裏には、全然身近じゃない事情があるんですよ。
というわけで、「身近」なサイン・マークの進化の歴史を、肩肘張らずに心行くまで楽しんでくださいね。