「習うより慣れろ」なプログラミング習得プロセスがうまく書籍化されて分かりやすい
★★★★★
「習うより慣れろ」なプログラミング習得プロセスを、独習用に書籍化するのはとっても難しいことだと思う。レンガを一つずつ積み上げるというよりは、先へ進んでみると前に習ったことがちゃんと分かるってことが多く、いわばインターレース画像のように、大きな枠組みの中で徐々に理解を深めてゆくようなものだから。本書は「意味分かんなくていいから、とりまこのコード憶えて使って。詳しい説明は後でするから」の内容や分量が適確で、そんな習得プロセスを消化しやすい。学習者としては、特に序盤、用語や典型的サンプルコードを丸暗記しておくと、中盤以降の理解が快適になる( '艸`)
ってことで、本書の大ざっぱな3部構成のうち(基本コーディングの7章まで、クラス(インターフェース含む)に関する8〜12章、パッケージ/例外/入出力/スレッド/アプレット等、次のステップへのイントロにあたる13章以降)、きちんとマスターできる/すべきなのは第2部のクラス概念までかな。13章以降の内容の完全マスターは、引き続きやさしいJava 活用編 第3版で頑張ろ(^ε^)♪
講談調?
★★★☆☆
図書館で旧版を読んでわかりやすかったので購入。
細かいところにはこだわらず、大まかな考え方を示しているので、途中まですらすら読める。
ひとつひとつの概念も初心者にわかりやすく説明してある。
学校で教師が講義すると、こんな説明になるのだろうか。
しかし、細かい説明がないので、途中で説明についていけなくなって前の説明を参照しても、あいまいな説明しかないから、結局解からないままで終わってしまう。
そのうえ、章ごとのまとまりは読みやすくても、章と章との間のつながり(全体像)がわかりにくい。
何回読んでも真ん中あたりで挫折する。
代わりに読み始めたのが、「Eclipse3ではじめるJavaプログラミング入門」。
書き方がごちゃごちゃしていて通読するのは難しいが、言葉の定義や他の言葉との関係がしっかり説明してあるから、「やさしいJava」ですっぽり抜け落ちいていたところが書いてある。
「やさしい」が女性的な文章で、「Eclipse」が男性的な文章と色分けできると思う。
こちらを参考書として使えば、相互補完的な関係になると思う。