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さかさ言葉「回文」のすべて―脳がちがうの

価格: ¥1,282
カテゴリ: 単行本
ブランド: カットシステム
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“厳しいルール”は必要か ★★★★☆
 タイトルに「回文のすべて」と銘打ってある通り、この本には回文に関するあらゆる情報が詰まっている。
 慣用句的なさかさ言葉、分野別さかさ言葉、回文川柳、回文短歌、長文作品、回文いろは歌、外国語の回文、それに、懇切丁寧な回文の作り方から回文の歴史に至るまで、これ一冊で本当に回文の“すべて”が分かるようになっている。作品数も豊富で、筆者のご苦労と回文への愛情、旺盛な創作意欲には、真実頭が下がる思いがする。言葉遊びの好きな人は是非「座右の書」とすべき一冊である。
 ただ、敢えて難を言わせていただければ、本書は一様にレベルの高い作品揃いではあるものの、特筆すべき名作といったものが無いように思う。生意気な発言をお許し願いたいが、本書は読めば面白い、舌を巻く、しかし書物を全部読み終わったあとで、心に残った一句一文を挙げろと言われると困ってしまう。作り手の“個性”が感じられないのである。
 それは、筆者の“厳格すぎるルール”のせいである。古典的な回文のルールは、濁点(半濁点も)は付けても付けなくても良く、小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」と大きい「や」「ゆ」「よ」、場合によっては「お」と「を」も同じ仮名として使用できるのだが、本書ではこれらを一切禁止している。筆者は「こういった緩和規則を使うと回文がつまらなくなってしまう」と言うが、私はむしろ逆だと思う。ルールそのものに囚われすぎると、どうしても表現が萎縮し、言葉にぎこちなさが出てしまう。極論すれば“厳しいルールをしっかり守ってはいるが、表現力の無い作品”と、“ルールはゆるいが一読して面白い作品”とでは、後者のほうが素晴らしい作品に違いない。
 緩和規則は緩和規則で立派なルールである。「はは」を「はは(母)」とも「パパ(父)」「ばば(婆)」「はば(幅)」「ばは(場は)」とも読めるからこそ、豊かな表現が得られ、作り手の個性・感性が反映され、広大な世界を描き出すことが可能となる。「はは」は「母」でなければ駄目だ、というのでは、誰が作っても同じものになってしまう(「はは」は「母」以外に「葉は」「歯は」「刃は」などとも読めるが、それは緩和規則においても同じことなので、説明上省略した)。
 以上、私が感じたことは、読者によって意見が分かれるところだろう。言葉遊びの未来を考える一員として、敢えて苦言を述べさせていただいた次第である。是非この『さかさ言葉「回文」のすべて』をご一読願い、言葉遊び好きの諸氏にご判断をゆだねたいと思う。
回文ならこの本が一番 ★★★★★
回文にはまってしまい、多くの本を読みましたが
この本が一番ですね。
質も量も圧倒されます。
最初にこの本に出会っていたら、
他の回文の本は、つまらなくて読めなかったでしょう。
内容が盛りだくさんで、とてもお買い得でした。
まさに回文のすべて ★★★★★
回文の本は多くあるが、まさにこの本一冊で回文のすべてがわかる。
著者2人のオリジナル回文9000から厳選したと書かれている通り
質、量ともに類書を圧倒する。
類書の長い回文は大抵意味不明であるが、この本の回文は百文字を超えても
わかりやすく美しい。
いろは歌で回文を作ったり、ヒントも答えも回文のクロスワードパズル

20カ国以上の回文等、人間わざとは思えない。