祖国イギリスと妻キャロラインを愛したエドワード・エルガーの気品ある名曲の数々
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イギリスの第2の国歌と呼ばれているエドワード・エルガー作曲「行進曲 威風堂々 (Pomp and Circumstance Military March) 第1番」は大好きな曲の一つです。十代の後半、この曲を指揮したことがあるので思い入れもあるわけですが、英国王室の気品と風格を感じさせるような気高い曲調が愛する理由でしょう。
このアルバムは、エルガーの生み出した曲のなかから聴きどころを集めたオムニバス盤です。アンドルー・デイヴィス指揮の「威風堂々第1番」のほか、ロイヤル・コーラル・ソサエティのコーラスが入ったものや、「威風堂々」の中間部の有名なフレーズを用いている「戴冠式頌歌 (Coronation Ode)」の終曲の「希望と栄光の国 (Land of Hope and Glory)も収められています。
ラストには、ビートルズのレコーディングで有名な「アビィ・ロード・スタジオ」開設時のエルガー自身の肉声と指揮による「威風堂々」を聴くことができます。記念すべき歴史的記録だと言えましょう。
その他、夭逝したジャクリーヌ・デュ・プレによる「チェロ協奏曲ホ短調第1楽章」の真摯な演奏や、最愛の妻・キャロラインに贈ったバイオリンとピアノのための小品「愛の挨拶」、愛犬「マイナ」の名前が付けられた小曲、有名な変奏曲「エニグマ」の第9変奏など、彼の特徴とも言うべき美しいメロディと優雅なハーモニーを堪能できるようになっています。
ヨイです
★★★★☆
良かったです。
ただ目当ての1番のに咳払いが入ってた。ライブなのかな。
イギリスを味わう一枚!
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イギリスのクラシック音楽というのは、そういえばあまり聞きませんね。ビートルズが生まれた国なのに。そういうイギリスに生まれたクラシック音楽で一番好きな曲がエルガーの「威風堂々」です。日本でもいろんな場面に使われていますし、イギリス王室の式典などを見ていましても必ずといっていいほど演奏される行進曲です。第二次大戦で、連合軍にも使用されたらしいです。このアルバムは「威風堂々」を軸に、エルガーが作曲した作品が網羅され、イギリスの音楽を味わうことができます。3曲目ではジャクリーヌ・デュ・プレのチェロも味わえます。そして、いかにもイギリスらしい「希望と栄光の国」で締めくくられます。素晴らしいアルバムです。
これ一枚でイギリスを満喫できます
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イギリス最大のクラシックイベント,プロムナードコンサート(通称プロムス)で有名なAndrew Davis氏らによる指揮のもと、映画『ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ』のジャクリーヌ本人による演奏や故ダイアナ妃の結婚式で演奏された曲目、話題をよんだ映画『エリザベス』の中で使われた有名な曲ばかりを集めた一枚です。「威風堂々」のように勇ましい曲ばかりでなく、イギリスの湖や自然を思わせるようナンバー、イギリスの貴族達が聴いていたような優雅な曲目も収録されています。
なかには映画『マイ・フェア・レディ』の花売り娘が住んでいたような下町の風景を描いたナンバーもあります。
そしてなによりビートルズを生み出したアビィ・ロードスタジオで初めてレコーディングした時の様子やエルガー自身の肉声を吹き込んだ貴重な一枚です。