経営の神様、船井幸雄さんの人生哲学を肩の力を抜いて知れる一冊です。
2009年発行で13歳向けだけあって、最新情報を含む船井哲学の全体像が分か
りやすく語られています。

13歳の子供よりも、船井哲学をもっと知りたい大人の方が何倍も読む価値が
あると思います。私も船井哲学を改めて理解するいい機会になりました。個
人的には「人間の目的は人間性を伸ばすことにある」と言う考えにとても共
感しました。

植物が種から芽を出して花を咲かせ実をつけ枯れていくように、人間もなぜか
はわからないけれど、不完全な状態で生まれてきて色々な問題にぶつかりなが
ら成長するのがあるべき姿だという考え方がストンと腹に落ちました。植物も
人間も同じ生き物、命ですもんね。

著者が長年経験してきた人生の過去を元に、
若い人たちの未来の教訓として
優しく語りかける様に
至極もっともな話が、ポイントごとに書かれていて、
大人の自分も過去に似たような出来事や経験したことを
振り返り思いだしながら読ませて貰いました。
大人でも「今からでも遅くはない、実践してみよう」と
思わせる本でした。
これからも人生で悩んだときにチラッと頁をめくってみようと思います。13歳からのシンプルな生き方哲学13歳からのシンプルな生き方哲学 part2

結構オカルト的なことも書かれていました。
そこに対しては賛否両論あると思います。
「もう時間がないので書きます」と著者は書いておられましたが、
まだ判断力に欠ける（であろう）13歳前後の人がこれを読んだら
すごく恐怖におののいたりするのでは、とそのあたりは少し心配になりました。

なので、私にも10代の姪などいますが、これ読んだら、と薦めることは
少し控えよう、と思いました。
まだ、判断力が完璧だ、とは思えないので。

私は13歳をひっくり返したよりも年齢が上ですが、
それでもこの本を読んで得ることがたくさんありました。
13歳、とありますが、20代の方も30代の方も読んで楽しめる
内容だと思います。

平たく言うと、道徳の教科書のよう、というか・・・。

お天道さまに顔向けできないことはしない、とか
いつでも整理整頓を心がける、とか。

「当たり前のこと」かも知れませんが、私自身出来ていない部分も多かったので
身につまされることが多々あり、勉強になりました。

読んでよかった本です。

船井さんの本を読んだことがない方には特にオススメします。
数冊読んだ方にとっては、内容が似通っているので
読まなくてもいいと思います。

13歳からのシンプルな生き方哲学の第2弾。

今回も大事な言葉がたくさんありました。
P25”たくさん読書することで楽しい未来を描くことができるよ”
P29”宇宙のルールとは？”
P39”人に好かれて応援してもらえるようにするには”
P56”「ありがとう」というべき時に「すみません」と謝ってませんか？”
P137”20歳までに身につけておくべきクセとは？”

繰り返し読んで知らず知らずのうちに実践できるようにしたいです。