狂言の歴史や舞台裏、席の説明やマナーなど分かりやすいイラストで案内しています。
第四章の演目解説が、曲目の分類にもわたり、初心者向けの本としてはとても充実していると思います。用語解説も基本的なことはちゃんと抑えてあります。
全国能楽堂一覧もあるので、勇気をだせば劇場に問い合わせできます。勇気を出して問い合わせといきましょう!
若手能楽師というと野村萬斎が有名ですが、彼の所属する一族は「和泉流」で「大蔵流」の京狂言に対し、「和泉流」は江戸狂言の流れを汲みます。ですから同じ演目でも型の違いや秘伝の違いがあります。狂言に慣れてきたら観比べをするのも面白いですよ。