音変化初心者におすすめ!
★★★★☆
英語の音変化についての本です。英語の音変化を説明→実例を短い会話文でいくつか聞いてみる、という内容。
「やさしい英語のリスニング」という書名通り、説明も丁寧で挿絵も多く、初心者には非常にとっつきやすい本でした。なぜinternationalが「インターナショナル」ではなくて「イナナショノー」に聞こえるのか、などと身近な例を挙げた上で音変化の説明がなされているので、イメージが湧きやすく、ちょっと物知りになったような気も(笑)。CDの会話の速度はナチュラルスピードよりはいくらか遅めで、音変化を実感するにはちょうど良い速さかなと思います。
私は、音変化についての説明を読む&聞く→会話文をディクテーション、というやり方で一通り練習し、ヒマな時にCDを聞き流していました。演習問題がほとんど無いのがこの本の残念なところなので、ディクテーションやシャドーイングをプラスしながら進めると良いと思います。そこそこまじめに練習したおかげか、英検準1級の会話文くらいまでであれば、リスニング問題は点が取れてました。
発音記号が読めるというのが前提で説明されますので、いくらやさしいとはいえ発音記号を知っている必要があります。この本でもそれぞれの発音記号についての説明(&音声録音)がされていますが、あくまで「おまけ」というかんじなので、この本で発音記号から学習するのであれば、舌の位置や口のあき方が図示されている辞書などを併用されると良いかと思います。