いまや教師も聖職などではなく一個の職業に過ぎない
昔は親達よりも偉い学歴を要し絶対的な地位を確立していたのだが
独自の間違った価値観を押し付けるモンスターペアレンツ
ゆとり教育で余計な知識満載のガキども
大人がしているから注意できないイジメ
誘惑天国の社会と要因は数あれど
萎縮し弱弱しい教師が溢れる中で
自らを守り指導するはずの教育委員会や文科省までもが信頼できない現状に立ち向かい
独自の生徒との真の対話をモットーに日々生徒と向き合うロンゲの戦記だ
出世など無視して日々戦うグラサン
生徒と向き合わない無関心な周りの教師にはわき目も降らず
熱いマイペースを貫き通す姿は圧巻だ
よく出来た子に更に高みを見せることも必要だろうが
そこから溢れ彷徨う子達だってたくさんいる
そんな子達はただ捨てられるしかないのか？
そういう子達は真に向き合い目を見て熱く接しなければ反応してくれない
他の子よりも指導者を見ているのだ
ここまで腐り冷め切った風潮が蔓延した教育現場に
ここまで熱く動くのはまあ普通の人間には無理だろうが
コレを読んで少しでも熱を分けてもらえればロンゲも書き概があったろう
元々周りに仲間を作るタイプではない
自分で動いてそれをみてついてくる大人とは一緒にやるが
無理から大人の仲間を作るタイプではないロンゲ
この本も儲けや自分の賛同者を増やす目的ではない
第三者がこの熱気を他に伝えたいとの思いからだ
だからこの本でロンゲを否定するのは間違いだ
ドラマ化されたことでまた叩きが出てくるのも承知だ
目立てば敵も見方も増えるが
職員室で空気の教師にソレを否定し笑う権利は無い
金八のような綺麗な熱い教師もいいが
今のような社会で必要なのは毒にも見えるこんな熱い教師だ
見習う為に読むのではない
何故ここまで熱くなれるんだ？
と考える為にまず読んで欲しい
人は急には変われない
けどその一歩目がこの本になりエール
鼻で笑いバカにする為でもいい
少なくともあんなロンゲで教壇に立つ勇気の無い私は彼に興味を持った
そこからこの本を手に取った

著者はサンデージャポンという番組に、いじめ問題で出演した際、意見が対立した高橋ジョージに凄まれオロオロする醜態をさらした。高橋ジョージごときに、お前よばわりされても怒るどころかヘラヘラと機嫌取りをして、教育については高橋よりも自分の方が専門家だろというプライドも無いのか、卑屈に立ちつくろう姿にガッカリした。子供にはヤンキー先生だとか威張ってみても、自分より強い(あんなロード野郎より弱いって時点で情けないが)者の前では何も言えない卑屈な偽善者でしか無いという事実が露呈してしまった。それが国中のテレビに映った今、本書の価値はいかがものでしょうかね?