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大大阪モダン建築 輝きの原点。大阪モダンストリートを歩く。

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青幻舎
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昔の記憶が甦る、モダンな大阪、パリのような大阪 ★★★★★
大阪市役所が今のような味気ない建物でなかった頃、中ノ島は日銀、支庁、図書館、公会堂が並び、川向こうには裁判所の赤レンガが並んでいた。高速道路が堂島川の上を走っていなかった頃、中ノ島と堂島の景色は、パリのシテ島のような(といってもノートルダムのような高塔はないが)立派な橋と建築で埋め尽くされ、上海や欧米の都市にも似た、河にファサードを向けた様式建築が立ち並ぶ美観都市だったのだ。それが、経済力の衰えとともに、いつの間にか、大阪のイメージは、漫才とたこ焼き、ホームレスの目立つ街になってしまい、怖いイメージさえあるけれど、いえいえ、大阪のモダン建築は今も多くが現役で活躍しているばかりか、レストランやカフェや画廊になって公共の便益に供されているという事実。

ぼくが大阪を好きになったきっかけがあの大阪商船ビルだった。今は無き三信ビルのような吹き抜けのある、外壁には変わったレリーフのある、古いエレベーターのあるビル。空調が良く効かず、柱がとても大きく、オフィスとしては使いにくいけれど、味わいのある建物。大阪=田舎の支店都市というイメージだったのが、東京に先駆けて、都心のオフィスビル(例えば、中ノ島の大ビル)、ターミナルデパート(梅田阪急)、郊外電車(阪急電車)、郊外の田園都市(六麓荘)などといった中流の生活様式を最初に作り上げ、日本一モダンな都市だった大阪。

それが過去の残像ではなく、多くのビルが実は今も現役なのだ、ということを本書で知ることができる。

法善寺横町、黒門市場、日本橋も好きなのだが、モダンな大阪も実に良い。
大阪の建築の素晴らしさを再確認してください ★★★★★
大阪には見るものがない、と言われていますが、本書掲載の近代建築の数々はモダンでステキなものが多く、大阪の発展と共に歩んできた風格が外観に滲み出ています。そんな大大阪時代の繁栄振りを彷彿させるようなモダンな洋館建築を中心に掲載してありました。建築史に興味がある人だけでなく、大阪見物の際のガイドブックとして使用されると一味違う大阪の姿を知ることになるでしょう。

12ページ以下に掲載してある大阪市中央公会堂、大阪府立中之島図書館、日本銀行大阪支店と並んでいる中之島界隈の景観は見事なもので、川と公園と建物の調和がとれた憩いの場所になっています。内部の写真も掲載してありますが、実際その建物を訪れることで受ける印象はよりよくなるでしょう。

76ページ掲載の綿業会館はモダンビルの最高峰という評価を得ており、近代大阪の発展に寄与した紡績業のシンボル、船場の象徴として今も建築史の観点から人気がある見学したいビルの一つに上げられています。機能美と同時に物づくりの矜持が感じられる内部の豪華さは、大大阪の繁栄振りをうかがわせるもので、渡辺節の設計が80年の時を越えて今も輝いています。近くの船場ビルディングと合わせて、一定の制約がありますが、見学できるようでしたら、内部のしつらえの素晴らしさを通して、大大阪時代を知る契機になるでしょう。

ハンディなサイズですし、巻末には織り込みの地図があり、本書の建物掲載とリンクしていますので、街歩きには便利です。
なにしろ監修が橋爪紳也氏ですから、本書の内容の確かさは折り紙つきでしょう。橋爪氏は建築史・都市文化論研究者で、ユニークで貴重な著作を世に問うている方で、お気に入りの研究者です。
楽しみの1冊!大大阪モダン建築! ★★★★★
58歳男。大阪で生まれ、大阪で育ち、自分では大阪人と思っている。
しかしこの「大大阪モダン建築」(1680円)を本屋さんで見てびっくり。
自分が知っているのは中之島の中央公会堂を含めてほんの僅かである。

この本には79点の古建築を掲載しています。
建物に関心を持って歩いたわけでもなし。
しかし興味を抱いて歩くともっと楽しいはず。

中之島の公会堂はあまりにも有名ですね。
若輩の頃いろんな集まりが公会堂でありまして参加していましたが、
こんなに歴史のある立派な建物とは知りませんでした。
それから船場〜心斎橋〜なんばと御堂筋をぶらつきましたね。
「たそがれの御堂筋」や「雨の御堂筋」が流行ってましたな。
大丸百貨店にも仕事でよく出入りしました。
この本に書いていますが大丸さんはアールデコ建築の傑作であります。
御堂筋側より見た事があまりなかったので
改めて見ると歴史を物語っておりますな。

今は京都に住んで大阪にも時々しか行きませんが
これからは楽しみが一つ増えました。目的を持って散歩出来ます。

さあさあ皆さん!
「大大阪モダン建築」を片手に古い名建築を散策しまへんか。
いやほんま。