音質評価
★★★☆☆
ハイレゾ対応とのことなので、シャープな高音を期待していたが、一寸期待外れである。代わりに、低域が伸びており、パイプオルガンの地響きするような重低音が、心地いい。ヴォーカルは、そこそこクリアーで、低域の被りも感じられない。ただ、5.6MHzDSD音源にて、STAX製コンデンサーヘッドホン(SR-404 limited)と比較してみると、その差は明らかで、ライドシンバルや金管楽器のパワーとリアルさに、明らかに欠ける。SACD版バーブラ・ストレ―ザンドの"Smile"でも、微妙なハスキーボイスや吐息は感じられない。ただ、タイプの違いか、ダイナミックレンジだけは、SONY製が上回っている。同社製モニターヘッドホン(MDR-CD900ST)と比較してみても、低域にシフトした、大人しい音質である。
ハイレゾ入門に最適かつ快適。
★★★★★
SONYのハイレゾヘッドホンの基準となる本製品。
パッと見、前作MDR-1R MK2と代わり映えしないが、シンプルなデザインや軽く快適な装着感等、良い所は維持しつつ、前作では物足りなかった低音がしっかり出る様になり、より完成度が増しています。
DACやBluetooth等、余計な機能が付いていない分、価格もお手頃(\22,600で購入)で、「ハイレゾ対応」としての性能も「100kHz」はやり過ぎでは?と思う位高性能なので、余程の性能差がある同価格帯の製品が出ない限り、長く付き合える製品だと思います。