六年ぶりの「ひとりごと」
★★★★★
本書は松たか子さんの初めてのフォト・エッセイ集です。
27編の「ひとりごと」と“写真家・松たか子”が撮影した写真が90点収録されています。
2003年に朝日新聞社より刊行された単行本を、文庫本という形で再刊行されました。
文庫本と言っても、一般的な小説などのそれではなく、上質な紙で製本されており、まさに単行本版の縮小版と言える質感の高い作りです。
すでに2003年の単行本をお持ちの方はご興味無いかも知れませんが、本書には再刊行にあたり「あとがき」のあとに、「文庫本あとがき『六年ぶりのひとりごと』」が追記されていますので、それだけでも価値のある一冊ではないでしょうか。
ズレとは、食い違いという意味だ
★★★★★
あなたは、
松たか子さんが
好きですか?
正直いって、
女優、歌手
どちらも素敵な女性?
じつは、
本人はズレを感じている・・・
こんなことを
気づかせてくれる
この本は、
ファースト・クラスです!
ヤッパリイイオンナ!
★★★★★
私が初めて松たか子さんに触れたのは
『蔵』というテレビドラマでした。
当時彼女の純粋な演技と姿形に感動
したことから、今までのファン生活が存在します。
そして、今回初めてエッセイを拝読いた
しました。
やはり期待を裏切らな素敵な女性像がありました。
印象に残った文章は、祖母の死に顔について
のものでしたが、その他(犬間関係)などの
記述からも優しい美しさが伝わってきました。
彼女ならではのエッセイという感じでした。
決して作家ではないけれど
★★★★☆
とてもひたむきさが伝わる文章です。舞台俳優であり、女優であり、歌手である松たか子さんは、一途に物事に取り組みます。だからこそ、彼女からは真摯な態度が伝わってくるのだと思います。等身大の自分を表現する。できそうでできることではありません。彼女にはそれができるのです。だからこそ、彼女から目が離せなくなります。舞台の話が多く語られています。このときだけは東京に住みたいという気持ちになりました。